肩こりや背中の丸みや厚み、ぜい肉が気になり出した…そんな悩みはありませんか? 背中はどうしても自分では確認しづらい部分ですよね。凝り固まった背中の筋肉や肩をほぐしながらスッキリ背中を作るためにタオルを使ってできるストレッチ法をエステティシャンである筆者がご紹介します。
Contents 目次
■ぜい肉たっぷりの丸い背中にならないために意識すること
(1)姿勢を正す
ふだんの立ち姿勢や座っているときの姿勢はどうですか? 肩が巻いたように前に出ていたり、上がっていませんか? 腹筋や背筋を使わずにお腹を出して腰の高さが違う姿勢になっていませんか?
このような姿勢が日常的になることで、筋肉の衰えはもちろん、血液循環が悪くなって老廃物がたまりやすい環境となり、余分な脂肪が蓄積したぜい肉たっぷり背中になってしまいます。
(2)そり腰や高いヒールは気をつけて
女性はヒールのある靴をはく機会が多いこともあるかと思いますが、ヒールをはいたときにひざを曲げて歩くのはおブスサイン。ひざを曲げると太ももやふくらはぎに重心がかかりやすくなることで、O脚になりやすくなるだけでなく、体の重心が前傾するため、バランスをとろうと反り腰になりがちに。
反り腰になると姿勢がゆがむだけではなく、腰やお尻の周りの筋肉がかたくなり血行不良を招きます。
■タオルを使ってできる背中ストレッチをレクチャー
(1)壁にかかと、腰、背中をつけ、わきを締めたまま肩を開き、手のひらを外側に向けて腹筋をぐっと引き締めます。これを10秒キープ×5回、くり返しましょう。このポーズがしんどい場合は普段筋肉を使っていない証拠。この姿勢によって体の中心軸を元に戻すように習慣づけましょう。
(2)タオルを持ち、腕をまっすぐ伸ばして20秒キープ。タオルをたるませずに腕をまっすぐ伸ばすと肩の付け根や肩甲骨が動かされます。
(3)ゆっくりと腕を降ろし、わきを締めたまま20秒キープ。肩甲骨を引き寄せるように意識することがポイント。
(4)(2)と(3)をセットで5回くり返しましょう。
(5)肩を開き、腕の内側を外側にした状態で体の後ろでタオルを持ちましょう。上げられるところまで腕を持ち上げ、20秒キープしましょう。
(6)両腕を後ろでクロスし、肩を開いた状態でタオルを短めに持ち、20秒キープしましょう。
逆側も同様にくり返しましょう。
日頃から姿勢や歩き方を注意するのは基本ですが、今回ご紹介したように、肩や背中を開く意識をすることはとても大切です。普段おこなっているストレッチは効いているのかな?と感じる人は、このタオルストレッチをぜひ取り入れてみて!ふだん動かしきれていない肩や背中の筋肉も動かされるので、とっても気持ちがいいですよ。
この動きを習慣にしていると、自然と美しい背中が作られます!