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体が硬い人ほど効果抜群!? 超かんたんストレッチでスッキリやせ
いろいろなダイエットをがんばってみてもなかなか効果が現れない。もしかしたらそれは「体が硬い」ことが原因なのかも。さまざまなダイエット情報を発信しているダイエットエキスパートの和田清香先生は、「体が硬いと、代謝が下がって脂肪がつきやすくなる」と話します。
Contents 目次
ストレッチで脂肪の燃焼効率をアップ!
体が硬いと、脂肪がつきやすくなるワケは、体が硬いということは関節も硬く、関節付近のリンパ管や血管が圧迫されがちになるから。
すると体液の循環が滞り「冷え」を招き、関節の可動域が狭いことと相まって、代謝が下がってしまうのだとか。
さらに、凝り固まった筋肉は脂肪の燃焼効率が悪いと言います。
「ダイエットをしたいなら、まずはストレッチで体を柔らかくしておくことが重要です。
正しいやり方と姿勢で行うストレッチは、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動と同じように脂肪を燃焼させますよ。
ダイエットのほか、むくみや冷えを解消したい人にもぴったりです」
今回は、「こんなにかんたんなの!?」と驚くほど、手軽なストレッチ3種をご紹介。
まずは2週間続けてみると、体がスッキリしてくるのを実感できるでしょう。
体の硬い人や運動の習慣がない人ほど効果が出やすいというので、思い当たる人はぜひ試してみては?
暑い日が続くので、ストレッチの前後にはしっかり水分補給をお忘れなく。
肩こり解消&上半身すっきりストレッチ
肩甲骨周りのストレッチです。褐色脂肪細胞を効果的に刺激できるので、冷え性の人にもぴったり。
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背中の「一直線」を意識しながら
四つん這い姿勢でスタンバイ
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床に四つんばいになり、つむじから尾てい骨までが「一直線」になるように意識して、背骨をまっすぐに整える。
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- <2>
肩甲骨を開くイメージで
背中をゆっくり丸める
- <2>
みぞおちを天井の方向へ押し上げ、背中をゆっくり丸めていく。左右の肩甲骨を開くイメージで、背骨にアーチをつくって。
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- <3>
肩甲骨を寄せながら
背中を反らせていく
- <3>
次は肩甲骨を中央に寄せるイメージで、お尻を突き出しながらゆっくり背中を反らせていく。2→3をゆっくり5回繰り返す。
わき腹&下腹の筋肉をほぐすストレッチ
くびれたウエストをつくり、カーヴィーボディを目指したい人、必見です。
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床にひざ立ちになり、
両手を水平に広げる
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脚を腰幅に開き、ひざ立ちになる。両手は床と平行に手のひらは下向きにして、左右にまっすぐ広げる。つま先は立て、姿勢を安定させて。
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- <2>
左脚を横へ伸ばし、
足裏を床につける
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上半身はそのままで、左足を横に滑らせながら真横へ伸ばす。伸ばした左脚のつま先は正面へ、足裏は床につける。
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- <3>
上半身を右へ倒して
床に手をつく
- <3>
上半身を右へ倒し、右手は床につける。左手は天井へ向けて伸ばし、目線は左手の指先へ。骨盤が正面へ向くように意識すると、股関節が開き、さらに効果的
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- <4>
体側を伸ばし、
ゆっくり5呼吸キープ
- <4>
上げていた左手を頭の上へ伸ばし、左脇腹がストレッチされるのを感じながら、ゆっくり5回呼吸をする。
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- <5>
さらに胸を開き
お腹全体をストレッチ
- <5>
胸を天井へ向け、お腹周りの筋肉がストレッチされているのを感じながら5呼吸する。<1>に戻り、反対側も同様に行う。
ふくらはぎの筋肉をほぐすストレッチ
クーラーで足先が冷たくなったりむくみが気になる人にもオススメです。
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床に座り、片脚は折り曲げ
もう一方は横へ伸ばす
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伸ばした右脚へ手を添え
上半身を傾ける
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体を軽く傾けながら右脚のすねあたりへ手を伸ばし、ふくらはぎの裏側が伸びるのを感じながらゆっくり5呼吸。反対側も同様に行う。
<ここまで手が届けば理想的!>
手が、伸ばした脚のつま先まで届けば理想的!
最初は届かなくても、ストレッチを続けることでじょじょに近づいていくでしょう。
ムリせず、心地よいと感じるポイントで行うのがポイントです。
「困っていないから」と体の硬さは放置してしまいがちですが、すらりとしたボディラインを手に入れたいなら、ストレッチは必須。
屋外の運動が厳しい夏でもあるから、おうちでのんびりとストレッチを楽しんでみて。
撮影/山上忠 ヘア&メイク/ 斎藤節子 文/木下頼子