多くの女性の憧れがキュッと締まった小顔。ボディラインや体重が理想的であっても、顔が大きいと太ってみられがちです。ところが顔やせはむずかしく、ムリなダイエットで顔の肉を落とし過ぎてしまうと、貧相で不健康な印象になるばかりか、シワが目立って年齢よりも老けて見られることも…。「顔だけスッキリさせたい。しかも健康的に!」そんな願いを叶えてくれるのが「顔ヨガ」です。
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■顔の筋肉を鍛えれば、たちまち小顔に!
小顔に導く「顔ヨガ」とは具体的にどんなエクササイズ? 顔ヨガインストラクターである小林かおる先生にお話を伺いました。
「この『顔ヨガ』とは、顔の筋肉『表情筋』に働きかけるエクササイズのこと。顔の筋肉を意識的に動かすことでよぶんな脂肪を落とし、必要なところに筋肉をつけて、顔全体をキュッと引き締めます。体と同様、顔も眼輪筋(目のまわりの筋肉)、口輪筋(口のまわりの筋肉)など、多くの筋肉で構成されています。顔の筋肉はそれぞれのパーツが小さいので、体の筋トレに比べて効果が早く出るのが特長です。早い人では実践してその日のうちに、多くの人は1~2週間の継続で効果を実感できます」(小林さん)
■顔全体をストレッチ「くちゃくちゃぱっ」
顔全体をキュッと引き締めるには、具体的にどんなエクササイズを行えばいいの? 早速小林先生に実践していただきました。
まずは顔ヨガを始める際、最初に行いたい「くちゃくちゃぱっ」。これは顔全体をストレッチする、いわばウォーミングアップ的なものです。顔ヨガを始める際には、最初にこの動きをとり入れるようにしましょう。
(1)鼻から息を大きく吸って、顔の全部のパーツを中心に集めるイメージで顔をくちゃくちゃにします。口から「シューッ」と音を出しながら息を吐きます。
(2)息を吐ききったら(1)とは逆に、顔全体をぱっと外側に開くようにします。目を閉じ顔の力を抜いてリラックスします。
(1)と(2)を3回くり返し。
■リフトアップ効果も狙える「こめかみストレッチ」
側頭筋(側頭部の筋肉)と舌筋(舌の筋肉)を鍛える「こめかみストレッチ」で、年齢と共にたるみやすい目尻、フェイスラインを引き上げましょう。フェイラインがすっきりして小顔に見えるばかりか、気になるほうれい線を目立たなくします。また、左右のバランスを整える効果もあるので、ゆがみ解消にも効果的です。
(1)左手を頭の上から右側頭部にまわし、左手の指先を右のこめかみのやや下にあてます。ほうれい線が薄くなるように引き上げます。
(2)頭をゆっくり左に倒し、舌を左下に長く出します。
(3)舌を出したまま鼻から息を吸い、口から「は~っ」と息を吐きます。
(3)を5回くり返したら舌を戻して元の姿勢に戻ります。逆側も同様に。