誰もが「こうなればいいな」と思い描く夢を持っているはずですが、それを実現化できるかどうかは、あなたの"引き寄せ力"にかかっています。引き寄せ力は、年齢も性別も関係なく、誰もが持っているもの。その力を一気に目覚めさせるのが「引き寄せヨガ」です。
今回は、皇村 祐己子さん、皇村 昌季さん共著の『最高のしあわせをつくる 引き寄せヨガ Perfect Book』から、引き寄せヨガの方法をご紹介していきます。
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体をゆるめると引き寄せが自然と起こりやすくなる!
引き寄せは、心が芯からリラックスしていないと起こりません。張りつめた心をほぐすには、好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたりといった手段も有効ですが、外部からの刺激だけでは完全に心の緊張をとり除くことはできません。
「引き寄せヨガ」では、心の緊張をほぐすために、まずは体をゆるめるところからはじめます。心と体はつながっているので、心の緊張をほぐすには、体の緊張をとることが正しい近道なのです。
特徴は、「緊張のポーズ」と「ゆるめるポーズ」をくり返し行うこと。筋肉には軽く緊張をさせてから、ゆったりと脱力すると効果的にゆるむ性質があるのです。「引き寄せヨガ」で体がゆるみ、心が深くリラックスした状態で願望を唱えると、潜在意識に願いが送り込まれ、引き寄せが起こりやすくなるのです。
皇村さんお二人の教室で実践されている引き寄せを叶えるスペシャルワークには以下の5つのステップがあります。
引き寄せをかなえるスペシャルワーク
- 関節をすみずみまでほぐす関節ほぐし
- 体を温めるダイナミックアーサナ
- 体をユルユルにする引き寄せヨガ
- 自律神経を活発にする呼吸ワーク
- 願いを潜在意識に届けるヨガニドラー(誘導瞑想)
ここから2種の『引き寄せヨガ』をご紹介していきます。
引き寄せヨガ(1)あお向けの合せきのポーズ&橋のポーズ
あお向けの合せきのポーズ
足裏を合わせて股関節を開くポーズです。下半身の血液循環をよくする効果があるので、冷え性や生理痛の改善にも役立ちます。
1、足裏を合わせて両手で足先をつかむ
あお向けになり、両ひざを立てます。その姿勢から、息を吸いながら両脚を持ち上げ、左右の足裏を合わせて両手で足先をつかみます。
手と足で互いに軽く引っ張り合いながら5呼吸分キープ。この姿勢で体が緊張しているのを感じて。
息を吸いながら両手を離して力を抜き、息を吐きながら、ゆっくりと手脚を床に戻して最初の姿勢で脱力します。
2、両腕、両脚を伸ばして脱力する
最初の姿勢から、両脚を伸ばし、全身の力を抜いて脱力します。体がリラックスしているのを感じながら、自然呼吸で5呼吸分お休みします。
橋のポーズ
あお向けで背中を反らせ、体で橋形のアーチをつくるポーズです。背骨のゆがみを矯正して、姿勢を改善する効果が期待できます。
1、腰を上げたまま両腕で床を押す
あお向けになり、両ひざを立てます。脚は腰幅に開き、かかとをできるだけ、お尻に近づけます。息を吸いながら腰を持ち上げ、背中を反らしたまま保ちます。
両手は手のひらを下に向けて床につけ、両ひじから先で床を押すようにしながら5呼吸分キープ。この姿勢で体が緊張しているのを感じて。
息を吸いながら体の力を抜き、息を吐きながら、ゆっくりと腰を下ろして最初の姿勢で脱力します。
2、両腕、両脚を伸ばして脱力する
両脚を伸ばし、全身の力を抜いて脱力します。体がリラックスしているのを感じながら、自然呼吸で5呼吸分お休みしましょう。
「引き寄せヨガ」を効果的に行うポイントは、すべての動作をゆっくり行い、ムリに力を入れ過ぎないこと。気持ちよいことが最優先なので、ポーズの正確さにはこだわりません。目を閉じて、体の状態を観察しながら行いましょう。
参考書籍
皇村 祐己子 (著), 皇村 昌季 (著)
『最高のしあわせをつくる 引き寄せヨガ Perfect Book』(学研プラス)
文/庄司真紀