女性のシンボルともいえるヒップやバストは、おしゃれをするにも見た目に大きく影響してきますし、キュッと上向きを目指したいもの。寝ながらできる骨盤枕エクササイズで、開いてしまった骨盤や肩甲骨を閉めて理想の小尻&美胸をゲットしましょう!
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悪い姿勢が骨盤の開きを助長
年齢を重ねることでメリハリのないボディラインが気になりはじめたという人はもちろん、若い年齢から悩んでいるという人もいるはず。ボディラインを崩壊させる原因として骨盤など骨格の開きがあるとされています。では、骨盤の開きなぜ起こるのでしょう。アスカ鍼灸治療院院長 福辻鋭記先生に教えていただきました。
「骨盤は生理周期や1日の中でも、朝は閉じ、夜は開くなど、開閉をくり返しています。そのため、日中の生活で骨盤がゆがんでも、夜寝ている間に自然に矯正されるのです。ところが、日常生活のゆがみグセが長く続くと、骨盤の回復力が弱まり、骨盤が開いたまま閉じにくくなります。
さらに悪い姿勢が骨盤の開きを助長。人間は体の前側の筋肉と後ろ側の筋肉が支え合うことで、背筋の伸びた正しい姿勢が保たれています。前側、後ろ側、両側の筋肉がバランスよく発達していることで、この姿勢を維持することができるのです。ところが、日常の動作は主に前側の筋肉を使うことが多いので、後ろ側の筋肉が体を支えられなくなり、姿勢が崩れ、骨格がゆがんで、骨盤がどんどん広がってくるのです」(アスカ鍼灸治療院院長 福辻鋭記先生)
骨盤枕のつくりかた
普段から姿勢が悪いことを気にしている人は、骨盤が広がってしまっているかも。まずはエクササイズに必要な骨盤枕をつくりましょう!
【使用するもの】
・ バスタオル2枚
・ ひも
同じサイズのバスタオルを2枚重ね合わせ、横半分に折り、さらにもう半分に折りたたんで1/4幅にします。次に端からタオルを巻いていきます。このとき空気が入ってゆるんでしまわないよう、きつく巻くようにして。タオルを巻ききったら硬い状態をキープするようにひもを巻きます。
垂れたお尻をアップ! 上向き小尻になるエクササイズ
骨盤枕ができたら早速エクササイズを行ってみて!
運動不足や年齢とともに、どんどん垂れて、横へ広がるヒップライン。大きなお尻を中央に集めたら、骨盤ごとキュッと持ち上げて魅惑的な小尻を作ります。
(1)うつぶせになり恥骨に枕をあててひざを曲げる
うつぶせになり、股より少し上にある骨・恥骨に枕の中央がくるように置きます。両手は重ねてあごの下。右ひざを曲げて、かかとを太ももに近づけた姿勢で3~5分キープ。
(2)うつぶせのまま脚を上げる
次に右脚のひざを伸ばして、上げられるところまで高く上げます。脚が下がらないようにその位置をキープしたまま10秒数えましょう。続いて、1、2を反対脚も同様に。
(3)両ふくらはぎを太ももに近づける
枕の位置を変えないで、両脚のふくらはぎが太ももの裏につくようにひざを曲げて脚を引き寄せて、3~5分キープ。できれば、ひざを床から浮かすようにするとさらに効果的。