20代半ば、ストレス太りに悩むも、日々のウォーキングで13㎏もの減量に成功した仁香さん。著書『美人な歩き方』(SBクリエイティブ刊)で紹介している正しい歩き方のメソッドを通して伝えたかったことは、女性が自らの足で歩くことの大切さです。仁香さんが見つけた本当の「歩き方」とは…?
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堂々と歩いている女性は、かわいげがない!?
日本人女性のペチャペチャ歩き。ひざを大きく曲げたまま、まるで鳩のようにちょこまか歩く様子は、外国人男性から見たら奇妙で、だらしなく見えるそうです。
これは日本の若い女性に多く見られる歩き方で、ほかのアジア人や欧米人にはないのだとか。
こんな歩き方が多い理由を、仁香さんはこう推測します。
「欧米では堂々として颯爽と歩く女性がかっこいいとされています。でも日本は、男性のうしろからちょこまかついてくる女性がかわいらしいと考えられているように感じます。これも未熟なものを好む日本の社会的、文化的背景が影響しているのかもしれませんね。女性側が男性を選ぶのではなく、まだまだ女性は選ばれる立場であることが多いですから」
仁香さんは、そう前置きしたうえで、女性にはもっと堂々と歩いてほしいとエールを送ります。
「『美人な歩き方』の本では、モデルのハリー杉山さんと日本の女性の歩き方について対談したのですが、彼は『背すじをスッと伸ばして自信満々に歩く女性はビューティフル!』とおっしゃってくれたんです。歩き方にはその人の生きざまがにじみ出るし、自信を持って堂々と歩くほうがステキだって」
すべての女性へ「背すじを伸ばして自信を持って歩こう!」
仁香さんが、著書『美人な歩き方』で伝えたかったのは、正しい姿勢で歩くこと。
そして、女性でも自信を持って自分の足で人生を歩んでほしい…、この2つのメッセージです。
「今、SNSの影響もあり、自己肯定感が低くなっている若い女性が多いんじゃないかって思います。『いいね!』を押してもらえないと、自信が持てない……。日本の若い女性のそんな生き方は、歩き方にも出ていると思います。
もっと堂々と歩いていいよ、下を向かずに自分らしく前を向いて歩こうよ、そういうメッセージをこの本に込めています。自分の足で歩く(=自立している)のは大切なことだと思うのです。
背すじを伸ばして歩くことで、私のようにダイエットに成功したり、体の調子がよくなったり、気持ちが前向きになって人生が好転した女性がたくさんいます。歩き方が変われば内面だって変わるし、人生だって変わっていきますよ」
「自信がないから」「もう何歳だから」「おばさんだから」と自分の可能性にフタをするなんてもったいない!
美しい歩き方で、あなたも自分を変えてみて!
美姿勢になる「トウモロコシフォーム」
肩甲骨周りの筋肉がほぐれて、正しい立ち姿勢になる「トウモロコシフォーム」。歩き出す前の習慣にしましょう。
- かかととつま先をそろえて立ち、両手をお尻の両側に当てる。お尻に軽くキュッと力を入れて、中央に寄せる。このとき、肩は力まないように。
- 体のうしろ側から両腕を頭上に向って上げていく。このとき、お尻はキュッと引き締めたまま。腕は肩のつけ根から大きく動かします。
- 両腕を外側から上げて両手の親指が頭の上でくっついたらストップ。このとき腕は耳の後ろ側にくるように。さらにひじは曲がらないように、天に向かって思い切り伸ばします。
- 手のひらを合わせてさらに、ぐーっと伸びる。上から引っ張られているようなイメージで伸ばして、10秒キープ! 背すじも自然と伸びていきます。
- そのまま腕をゆっくり下すと、正しい立ち姿勢になっています。
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*もっと詳しくウォークエクサを知りたい人は
『美人な歩き方』
文/平川 恵