インスタグラムやブログなどで、数々のダイエット情報を公開している、人気美容家&ダイエットコーチの千波さん。寒さで運動不足になりやすい冬。そんな時期でも気軽にできて、眠っていたやせスイッチをONにする、肩甲骨まわりのストレッチ&エクササイズを教えていただきました。
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ストレッチとエクササイズの組み合わせで、初めて体は引き締まる!
引き締まった体へと導くには、エクササイズとストレッチの組み合わせがよく、エクササイズの前には、必ずストレッチをとり入れるべきなのだそう。その理由とは?
「筋肉は、ギュッと縮まったり、伸びたりする性質があります。ところが私たちは、ふだんの生活で筋肉を十分に伸ばしていないもの。同じ姿勢でいることも多いですよね。そのため筋肉がこりかたまっていることも多く、結果、関節の可動域が狭くなり、せっかくエクサイズをしても動きが悪い状態に。それでは十分な効果を得ることはできません。そこでエクササイズの前に、筋肉を伸ばすストレッチを行うことをおすすめします」(千波さん)
さらにストレッチは、フォームの改善にも効果を発揮するそう。
「例えばスクワットは、下半身を鍛える代表的なエクササイズですが、筋肉がかたいままスクワットをしてしまうとどんなことが起こると思いますか? 筋肉がかたいと正しいフォームを作ることができず、使うべき筋肉をきちんと動かすことができません。そのため、どんなにスクワットをこなしても、ほんとうに効かせたいお尻や太ももの裏に効かせることができず、前ももばかりに負荷がかかり、スクワットをしてもどんどん脚が太くなる……という悪循環に。つまり、下半身を引き締めたくてエクササイズを始めたのに、まったく逆の結果になってしまうのです」(千波さん)
体を引き締めたいなら、まずは筋肉を本来の動きに戻していくストレッチが必要。
「ストレッチをして筋肉を柔軟にしておくことは、関節の可動域を広くして、エクササイズの効果を最大限に引き出すために必要です。体がかたいままだと、自分で動かしやすい筋肉ばかり使ってしまいがちで、ムダなぜい肉が落ちません。これがスタイルを崩す原因にもなります。ストレッチをとり入れることで、筋肉が動かしやすくなるだけでなく、血行もよくなり、むくみなどが改善されるなどいいことがたくさん! とはいえ、ストレッチだけでは体を引き締めることは難しいので、ストレッチと一緒に筋肉をしっかり鍛えるエクササイズをとり入れましょう。1日10分でも続けることで、体は変わっていきますよ」(千波さん)
やせやすい体にシフトするなら、欠かせない肩甲骨ストレッチ&エクササイズ
「背中はふだん、あまり動かさない部位。かといって、そのまま動かさないでいると肩甲骨周辺にある僧帽筋が衰え、巻き肩や猫背になりやすくなるのです。肩甲骨は、解剖学的にいうと腕の起点となるところ。つまり肩甲骨まわりの筋肉がこりかたまって動きが悪くなり、可動域が狭くなると、腕の血行が滞り、リンパがつまって、二の腕が太くなりやすいのです。また、肩甲骨周辺に存在しているのが、脂肪を燃やす働きをもつ褐色脂肪細胞です。しかし褐色脂肪細胞は、20歳を過ぎるとどんどんその働きが低下していきます。年齢と共に太りやすくなるのはそのためです」(千波さん)
肩甲骨エクサイズは、褐色脂肪細胞を活性化させるのにも効果的! さっそく肩甲骨のストレッチ&エクササイズに挑戦してみましょう。