“XO脚”はご存じでしょうか?
多くの人が、O脚とX脚は聞いたことがあるかもしれませんが、XO脚は意外と当てはまる人が多い、脚のゆがみ方のひとつなんです。
「もしかして私も?」と思ったら、靴底の減り方でセルフチェックを行って。O脚改善、X脚改善ストレッチを教えてくれた、コンテンポラリーダンサー得居幸さんに、XO脚の見分け方と改善ストレッチのやり方をうかがいました。
Contents 目次
あなたはXO脚?セルフチェック
XO脚とは、鏡の前で両脚をそろえてまっすぐ立ったとき、ひざとくるぶしはくっついているのに、その間が湾曲して外側へ向いていて、離れている状態の脚を指します。
このタイプの人は、骨盤は大きく前に傾いており、足の重心が常に外にかかっているため、靴底も外側が早くすり減ります。
内ももの筋肉が硬くなっていて、お尻の筋力が弱いのが特徴です。使えていないお尻の筋肉と、逆に使いすぎているひざ下の外側の筋肉をしっかりと温めてから、ストレッチを行うのが効果的ですよ。
目指せ!脱XO脚ストレッチ ステップ<1>
両脚を伸ばした長座の姿勢から右ひざを立てます。次に、左手でつま先を立てた右足を外側からつかみ、内側へ倒します。
ゆっくりとひざを伸ばしたら20秒ほどキープ。このとき、伸ばした右脚のかかとが左つま先と垂直に重なるくらいまで内側へ引き寄せましょう。
ゆっくり元に戻したら、反対側も同様に。この流れを左右それぞれ2セット行いましょう。
目指せ!脱XO脚ストレッチ ステップ<2>
両足の裏を合わせて座ります。
息を吸いながら、背骨をスッと引き上げ、息を吐きながらおへそをつま先へ近づけるように、上体を倒します。
お尻をしっかりと横へ広げるようなイメージですると効果的です。この状態のまま、呼吸を20秒ほど続けます。
上体を戻したら、今度はひざを閉じて、左右にゆっくり倒して、床に押していきます。この流れを3セットくり返しましょう。
目指せ!脱XO脚ストレッチ ステップ<3>
両脚を肩幅より少し広くとって立ちます。つま先は外向きに、両手は胸の前で軽く組みます。
息を吐きながら、つま先と同じ方向に大きくひざを曲げ、脚を横へ押し広げるように腰を落とします。
このとき、あごは軽く引いて背すじは伸ばしたまま、太ももが床と平行の位置まで下がると効果的です。
ツラくなる寸前のところで、2つ数えてキープ。そのあと、ゆっくりと元の位置に戻ります。この流れを10回×2セットを目安に行いましょう。
目指せ!脱XO脚ストレッチ ステップ<4>
床に両手と両ひざをついた姿勢からスタートします。正しい位置として、肩の少し前に手のひら、腰の真下にひざがくると◎。
左側に体重をのせながら、右脚はひざを90度のまま真横へ上げて、腰の位置で止まり5秒キープします。ゆっくり下ろしたら反対側も同様に行って。左右で1回とし、まずは10回やってみましょう。
最後に、両ひざを少し広げて腰を下げ、両手のひらは上を向けて前に伸ばし、お尻まわりと二の腕をストレッチしてほぐします。
一日も早く始めることが、見た目の悪さ、体の不調、どちらも改善に導くことにつながります。ぜひ、この春から習慣にしてみましょう。
取材・文/高田空人衣
【取材協力】
※ 得居幸(とくいみゆき)
愛媛県松山市出身。99年よりyummydaneとして国内外で多数上演。10年に美術家/アニメ作家の山内知江子とパフォーマンスユニットHanbun.co(ハンブンコ)を結成、独創的な作品が各地で好評を博す。「道後オンセナート2018」地元アーティスト。舞台と並行して親子向けWSや俳優への身体WSなど活動は多岐にわたる。
Hanbun.coURL:https://hanbunlive.wixsite.com/hanbunco