美しい姿勢を意識していても、つい猫背になってしまうと悩んでいる人は多いですよね。ネット上では、「背筋をピンと伸ばしていたはずなのに、いつの間にか猫背になってる」「正しい姿勢がどうしてもキープできない」「猫背すぎて写真写りが悪くなってしまう」「猫背だと老けて見える気がするんだよね…」といった嘆きの声があとを絶ちません。そこで今回は猫背のセルフチェックと改善方法をご紹介していきます。猫背を改善して、健康的で若々しい体を手に入れましょう。
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猫背が原因で肩こりや腰痛になる!
北里大学・整形外科学教授の高平尚伸先生が教えてくれたのは、自宅でもカンタンにできる「猫背セルフチェック法」。イスを壁の前に置いて座り、つま先とひざを壁につけたら力を入れずに立ち上がってください。猫背の人は体を前に傾けるクセがついているため、壁がジャマになって立ち上がることができません。
頭の重さは体重の約10分の1といわれ、ボーリングほどの重さがあるそうです。9月8日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」(TBS系)で高平先生は、猫背の状態が続くことで、首や肩などを支える僧帽筋に大きな負荷がかかってしまうとコメント。負荷がかかることで肩こりだけでなく、眼精疲労や頭痛、腰痛、椎間板ヘルニアなどの要因になってしまうことが明かされました。
さらに猫背の状態では肺や横隔膜が圧迫されるため、呼吸が浅くなって自律神経に影響が及ぶことも。浅い呼吸は静脈の血流悪化につながり、脚がむくむ原因にもなるそう。番組を見た視聴者からは、「猫背が肩、腰、むくみにまでくるとは思わなかった」「猫背は見た目だけじゃなく、体にも悪い影響が出るんだね」といった声が寄せられました。
猫背改善の“正しい座り方”と“姿勢を保つ鍛え方”
猫背は長年のクセによるもの。正しい姿勢のクセをつければ、猫背改善の近道になるかもしれません。高平先生が紹介してくれたのは正しい座り方のコツ。まずイスに浅く座ったら上半身を前に倒します。そのままお尻を背もたれと座面の角にあたるまでずらし、上半身をまっすぐに起こしましょう。手軽に正しい座り方を身につけられますが、猫背の人は痛みを感じる場合もあるので徐々に慣らしてくださいね。
また正しい姿勢を保つためには、筋肉を鍛えることも大切なポイント。立った状態でお腹をへこませたら、かかとの上げ下げを数回行っていきます。正しい姿勢に必要な体幹の筋肉をバランスよく鍛えられますよ。
番組終了後、ネット上では「猫背の改善に近道があるならうれしい」「どっちの方法もカンタンだし、ガンバって続けて脱猫背する!」「座り方のコツを試したら、思ったより背筋がシャンとして驚いた」といった好評の声が上がっています。
正しい姿勢を意識して、美しい見た目と健康を手に入れてみてはいかが?
文/プリマ・ドンナ