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アーユルヴェーダをベースにした食生活
アーユルヴェーダとは、世界3大医学のひとつ。インド・スリランカで生まれた5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学です。自然のエネルギーから体が構成されていると考えられており、エネルギーを「ドーシャ」と呼び基本的に3つの体質に分類されています。それぞれの体質に合わせた性格の違い、体質の違い、必要な栄養素が分かれており、ドーシャに合わせた食生活を心がけると、体の調子がよく健康に生きられるという理論です。
そこで、飯田選手が影響を受けたアーユルヴェーダ生活について伺いました。
「アーユルヴェーダを学んだこともあり、基本的には、自然のものをとり入れる食生活を心がけています。調味料にもこだわり、鮮度の高い野菜を得るために宅配を利用しています。仕事で夜に会食をすることもあるため、毎日自炊はしていません。でも、アーユルヴェーダの考え方をベースにすると、自ずと外食でも選ぶものが変わってきます。
アーユルヴェーダでは、冷性のもの(小麦類など)をさけて、暖性のもの(温野菜、きのこ類)を食べる考え方があります。なので、油も良質の油やバター(ギーオイル)をとるように心がけています。野菜炒めを作るときも不純物をとり除いた油を使うだけで、免疫力を上げ、消化、疲労回復にもよいと言われています」(飯田選手)
飯田選手おすすめ!「ギーの和風にんじんリゾット」レシピ
飯田選手にとって人生のターニングポイントとなったアーユルヴェーダ。
今回はアーユルヴェーダで万能オイルと言われ何千年も利用されているギーを使ったアス女飯をご紹介します。
*ギーは市販での購入も可能ですが作ることもできます。無塩バターを弱火で焦げないように煮詰めてください。バターが透明になったものを目の荒いキッチンペーパーでこせばご自宅でも作ることができます。
<材料(1人分)>
・なす 1個
・ズッキーニ 1/2個
・豚肉のこま切れ 150g
・にんじん 1/2個
・ギー 20ml
・まいたけ 1/2個
・白米 1合
・みそ 好みで大さじ1/2~大さじ1
・顆粒コンソメ 1個 (10ccの水で溶かしておく)
※リゾットは生のお米、炊いていないもので、水で洗っていないものを使用します
<作り方>
1.なすとズッキーニを2㎝角のさいの目切り、豚肉は食べやすい大きさに切り、まいたけは手で裂いてにんじんは皮のまますりおろしておく。
2.フライパンにギーを注ぎ、(1)のなす、ズッキーニ、豚肉、すりおろしたにんじんとまいたけを炒める。
3.火が通ったら、白米を入れる。水で洗ってしまうと粘り気が出てしまうのでそのまま炒めるのがポイント!
4.みそ、顆粒コンソメを溶いた水を入れる。
5.弱火で水気がなくなるまで煮ればでき上がり。
にんじんの皮や葉などの捨てがちな部分には栄養素が豊富なので、すりおろして使用すると、皮のすぐ内側にあるB-カロテンをとることができます。また油と一緒に摂取するとカロテンの吸収率が上がるので、「ギー+にんじん」の組み合わせは栄養素としてもいい相性です。
飯田選手のこれから…
飯田選手は、同郷でオリンピアンでもある中村真衣選手に競泳を通して出会い大きな刺激を受けたそうです。
「中村さんとお会いして挑戦している姿はかっこいいと思いました。いつまでも目標がある人は魅力的だから、私自身も挑戦し続けていたいです。まずは、東京都5番以内に入ること! また、ロングディスタンスのレースにも挑戦したいです。トライアスロンを通して、もっと仲間とつながっていきたいですね」(飯田選手)
挑戦し続ける熱い想いこそ、飯田選手の原動力なのだと感じました。
さて、次回は水上スキー・津田薫選手のアス女飯をご紹介します!
お楽しみに。
【取材協力】トライアスロン 飯田桃子選手
2016年 ホノルルトライアスロンでデビュー(女子総合8位))、木更津トライアスロン年代別優勝。2017年 村上トライアスロン年代別優勝などを果たし、日本年代別ランキング2位に。2018年 野尻湖トライアスロン年代別優勝、日本エイジグループトライアスロン選手権4位、世界選手権年代別日本代表に選出され、福井国体にも出場を果たす。