話題の瞑想、自分ではなかなかやる気が起きなかったものの、会社の方針で、毎朝行うことになったという恵さん。そんなライトな気持ちで始めた中で感じる瞑想の効果とは?
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会社で毎朝、瞑想タイムが設けられるように
34歳の会社員、恵さん。巷で瞑想が話題だと知ってはいたものの、「じつは瞑想って怪しいものなんじゃないか」と思っており、特に関心はなかったそう。ところが3年前から、会社で朝の瞑想タイムがスタートし、それによって半ば強制的に瞑想を始めたのだそうです。
「ヨガインストラクターの椎名慶子さんの瞑想CDを使って行う、5分ほどの瞑想タイムは、思っていたより心地よく、すんなり入っていけました。瞑想に入りやすいように誘導してくれるのですが、声がとてもいいので、聞いているだけでもリラックスできます。
始めた頃は週に1回でしたが、1年ほどたってからは毎朝になり、家ではまったく瞑想をしない私でも、ちょっとずつその効果を感じ始めています。1日たったの5分だけなのに、スゴイですよね」
思考が過去に旅をしなくなり、今に集中!
「瞑想で1点に集中するようになって、朝、仕事をスッと始められるようになりました。私は思考が過去に旅をしてしまうクセがあって、今日やることに集中すればいいのに、『昨日はあれがこうだったな…』とソワソワしたり、取り組む作業が1か月前と同じだったりすると『あのときはこうなっちゃって…』と失敗したことなどを思い出して、無駄な時間を使っていたんです。瞑想するようになって、そういうことがなくなりましたね」
会社では人事系の部署にいることもあり、社員から多くの相談を受ける立場にあるという恵さん。瞑想を始めて、人にアドバイスできるようにもなったそうです。
「社内で、仕事や人間関係などについて社員から相談されますが、そういうとき『いくら思いを巡らせても過去は変えられない。反省は必要かもしれないけれど、今何をすべきかに集中することが大事なんじゃないかな』なんて偉そうにアドバイスができるようになった。こういうことを瞑想から学べたのは大きいですね」
だた、瞑想って「これで合っているの?」って思ってしまいます。
「社内にはすでに瞑想を長くやり続けている人も多いので、いろいろ教えてもらいます。『呼吸に意識を向ける』って言われてもハテナ?と思っていたら、「鼻の奥の粘膜に空気が通るのを感じるといいよ」と意識する一点をわかりやすく説明してくれて、そこからすごくやりやすくなりました。会社の研修にも瞑想がプログラムされているのですが、『感謝する。素直な心で行動する』といった会社の理念ともシンクロするので、会社も理解しやすくなり、仕事上、自分のやるべきことも明確になったように感じます。
瞑想って、プラスしかない薬のようなもの。本当の薬だと副作用がある場合もありますが、それもない。マイナスは一切ないんです。だから瞑想はいつでもどこでもできて、お金もかからない素敵なサプリメントだと思います」
初心者向けの誘導CDやアプリなどを参考にしても。
・『はじめての瞑想CDブック』
・『瞑想アプリMEISOON』