瞑想を始めてみたいけれど、実際には何がいいのかわからない、という人に、瞑想によって願いが叶ったというある女性の体験談をお届け。不思議な力が備わったわけではなく、自らを進むべき方向にじょうずにコントロールできる力が身に着いたということのようです。
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仕事の忙しさやプレッシャーで自分を見失っていた
現在37歳のデザイナー、Tさん。5年前まではコレクションブランドのデザイナーとして働いていました。
「毎日がとにかく忙しくて、成果を出さなければといつも焦っていました。そのせいか、食べているものの味もわからないような生活でした。
そんな生活を変えたいと思い、当時住んでいた家の近くのヨガスタジオを検索したところ椎名慶子先生のブログにたどり着き、『瞑想ヨガ』というクラスがあることを初めて知りました」
ブログには「瞑想をすると頭がすっきりして整理される」ということが書いてあったそう。当時の忙しさで頭が混乱していたTさんはその効果に惹かれてクラスに参加したそうです。
「瞑想を始めてから、頭の使い方が変わりました。いつも心が穏やかで、内面が落ち着いているので、創造力が高まりました。会社の中での人間関係も変わって、ストレスを感じることなく、誰とでも会えるようになりました。また、少し天狗になっていた自分にも気づくことができたんです」
自分のやりたいことに向けてシンプルに生きられるように
そんなTさんには、かねてよりやりたいと思う目標がありました。
「自分の中が整理されてシンプルに素直に生きられるようになったので、自分が正しいと感じる道を迷わず選べるようになりました。デザインを通して人の役に立ちたい、世の中に貢献しながら生きていきたいという自分のクリエイションの原点に立ち返り、今は独立して自分のランジェリーブランドを立ち上げ、気仙沼のNPOとものづくりに取り組んだり、いろいろなことがいい方向に進んでいます」
瞑想を行う中で大切にしたのが「この世のすべてに感謝すること」と「純粋に今日楽しかったと思える日々を送ること」。それを続けていくうちに、Tさんは奇跡のような偶然や縁に恵まれるようになり、願いが早く叶うように感じているそうです。
「今は朝晩10~15分の瞑想が習慣になって、朝はベッドの上で自分の内面をキラキラしたもので満たし、よい状態になったことを確認して1日をスタートします。夜はこの世界のすべてに、今日楽しく過ごせた自分にも感謝を送って1日を終えます」
いかがでしたか?
瞑想を行うことで、まずは心が安定した落ち着いた自分になることができ、それによって、自分が本来進みたいと思う道が見えてきて、そこに向かってシンプルに突き進めるようになったTさん。しかもそのスピードが早く訪れるというから、しっかり想い続けることの大切さを感じますね。
毎日が忙しくて、本当の自分を見失っているあなた、ぜひ1日1分からでも瞑想の時間を取り入れてみませんか?
文/FYTTE編集部 写真/©Da Visu-fotolia.com