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これまで1万人以上を美ボディに導いてきた、”ダイエット王子”こと小山圭介先生が、ダイエットのお悩みや疑問に答えます。
下腹の筋トレというと、床から上体を起こす、つらい腹筋運動を思い浮かべませんか? 今回、小山先生に教えていただく2つの下腹やせエクササイズなら簡単! 筋トレ初心者でも楽しく行えます。
今回のお悩み
最近、食べ過ぎて下腹が出てきました。腹筋の力が弱いせいか、食べるとおなかが出やすいのも気になります。簡単にできる下腹やせのエクササイズを教えてください!
タオルクッションを使って!「簡単バウンド腹筋」
こんにちは。ダイエットトレーナーの小山圭介です。
下腹を引き締めるには、今回紹介する「バウンド腹筋」が効果的です。通常は、小さいピラティスボールを腰のクッションに使いますが、家になくてもOK。バスタオルを丸めて、クッションとして活用します。
床に座り、タオルクッションを腰に当てた状態からスタート。上体を前後に小さく動かすだけです。上体を少し後ろに倒したとき、体が完全に倒れないようにするために反射的に腹圧がかかり、腹筋が使われます。床から起き上がる腹筋運動よりも簡単ですよ。
動きに慣れてきたら、「フッフッフッフッ!」と声に出しながら、前後にはねるようにリズムよく動いてみてください。
タオルクッションで行う「バウンド腹筋」
【タオルクッションの作り方】
バスタオルを縦半分に折り、さらに縦半分に折ります。
端からくるくると巻いて丸めれば完成!
【1】床に座ってタオルクッションを腰に当てる
脚をそろえて床に座り、ひざを曲げます。タオルクッションを腰に当てて。
両腕を組んで胸に手の平を当て、上体を少し後ろに倒します。
【2】リズミカルに上体を前後に動かす
腹筋にギュッと力を入れながら、さらに上体を少し後ろに倒し、すぐ前に起き上がります。
腹筋を使っているのを感じながら、フッフッフッフッ!と速いリズムで前後に30回動いて。
倒すときに「吐く」呼吸を意識しましょう。
回数:30回×2セット
背筋、腹筋をしなやかにする「全力キャットのポーズ」
次は、ヨガのキャットのポーズを大きな動きで行いましょう。
背中を丸めるとき「フーッ!」と息を吐きながら、おなかをヘコませることで、腹筋を強化できます。また、日常の猫背姿勢でこった背中の筋肉をほぐす効果もあります。
ポイントは、呼吸のリズムに合わせて、ゆっくりと筋肉を伸縮させること。硬さをほぐして、しなやかな腹筋、背筋に整えましょう。
【1】両手と両ひざを床につく
手とひざを肩幅に広げ、床につきます。
手は肩の下に、ひざは腰の下について。
【2】背中を思い切り反らせる
息を吸いながら、ゆっくりと背中を思い切り反らせ、同時に頭とお尻の尾てい骨を持ち上げます。
背中の筋肉が縮み、おなかの筋肉が伸びているのを感じて。
ゆっくり、【1】の姿勢に戻る。
【3】背中を思い切り丸める
息を吐きながら、おなかをヘコませて、ゆっくりと背中を思い切り丸めます。
同時におヘそを引き上げ、目線はおへそへ。
回数:【2】~【3】を5回くり返す
呼吸に合わせてゆっくり動くと、集中力が高まって筋トレ効果が高まります。 どちらも短時間でできるので、空いた時間に行い、衰えた腹筋の力をアップしていきましょう!
撮影/徳永徹 取材・文/掛川ゆり