かかとに体重を乗せるように「立つ」「歩く」だけで、ひざ痛や猫背、O脚、X脚、外反母趾、むくみなどの症状が改善されると話題の「プライマリーウォーキング®」。
FYTTEでは、「O脚を治したい!」「しなやかな筋肉の脚になりたい!」「むくみのないスッキリした脚を手に入れたい!」など、美脚になりたいと願うみなさんのために、この「プライマリーウォーキング®」のやり方をお伝えしていきます。
第4回は、「上肢帯を正しい位置にセットする」方法をマスターします。教えてくださるのは、「プライマリーウォーキング®」を考案、プライマリーウォーキング®協会創設者でもある岡本啓司先生。
上肢帯を正しい位置にセットすることで、骨格のアライメント(構造・バランス)が整い、スムーズかつ正確にかかとに体重を乗せられるようになるので、ぜひ行ってみてください。
Contents 目次
上肢帯をセットする
上肢帯とは、「鎖骨」、「肩甲骨」、「上腕骨」という3つの骨の総称で、肩関節を構成しています。
まず、力を抜いて、だら〜んと立ってみてください。手の甲が前を向いていませんか?
これは上肢帯が前に落ちている、猫背の状態です。
しかし、次の「上肢帯のセット®」を行えば、前を向いていた手の甲が自然に横を向くようになります。
すると、わきの血管やリンパ管の圧迫が解放されることで、腕や胸部の血液やリンパの流れがよくなり、肩こり、猫背、手先の冷え、しびれなど、さまざまな症状を改善します。
<上肢帯のセット®>
①右手の手のひらを左の鎖骨に添え、左腕を真横に、肩の高さ(水平)まで上げていいます。
左手の手のひらは下向きに。
②腕のつけ根(鎖骨)からクルっと手のひらを返しながら、後ろに回していきます。
添えている右手で鎖骨が後ろに回っているかを確認。
③後ろに回したまま、左手を身体の横まで下ろします。
このとき、左手の手のひらは、身体の外側を向いているように。
④腕(上腕部)は動かさないまま、手の甲だけを返して、甲を外向きにする。
⑤手を下ろします。
左右の手を入れ替えて、同様に①~④を行います。
肩が内側に入っていないか、鏡でチェックしながら、数回くり返してください。