在宅作業やおうち時間を過ごすことが増えた今、1日を通してPC、スマホ、テレビ画面を見ることで目を酷使している人が多くなっているのではないでしょうか。なんだか最近視力が落ちた気がする、老眼のような症状が現われはじめた…そんな人には、眼科医の平松類先生が提唱する「ガボール・アイ」がおすすめ! 1日3分で目がよくなるというその方法についてくわしく教えていただきました。
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大人が気になる「視力低下」「老眼」
大人になってから目が悪くなる、視力が下がってしまう原因のひとつに、スマートフォンやPC画面を見る時間が長いことが挙げられると平松先生。
「近くを見過ぎることによる近視の悪化や老眼の悪化があります。老眼の場合は近くが見にくい状態で、近視は遠くが見づらくなります。
これらを予防するには、まずはモニターから距離をとることが大切です。モニターが小さくなれば自然に目との距離も近くなるので、モニターは大きくしたほうがよいでしょう。また、モニターを見ているとまばたきが減るので、意識的にまばたきをしてください。60~90分ごとに10~15分程度の休憩を入れることも必要です」(平松類先生)
また、若い世代に広がっているのは、スマートフォンを長時間使用することが原因とされる「スマホ老眼」。
「近くを見るときには水晶体を動かす『毛様体』という筋肉を使っています。一般的な老眼は毛様体の老化によって起こりますが、スマホ老眼の場合は、スマホを見過ぎたことによって筋肉が麻痺し、使いにくくなることで起こる症状です」
スマホ老眼は放っておくと本当の老眼のようになったり、頭痛や肩こりの原因になります。使用時間を減らしたり、目を休める時間を設けるなど工夫をすることも必要ですね。
視力がよくなる「ガボール・アイ」って?
気になるのは、一度下がってしまった視力は元に戻るのか、何をしたら目がよくなるのかということ。
平松先生が提唱する「ガボール・アイ」は、ガボール変換という数学的な処理を行うことで生まれる特殊な縞模様の「ガボール・パッチ」を用いた視力回復法。「ガボール・パッチ」は見ることを司る脳の部分「視覚野」に強く作用し、刺激することがわかっています。
1枚の写真から同じ模様の「ガボール・パッチ」をゲーム感覚で見つけ出すことで、目に入ったものを脳で見て、その処理能力を上げることによって、ものがよく見えるようになるのが「ガボール・アイ」のメカニズム。
カリフォルニア大学をはじめとする世界の研究機関でも、「ガボール・パッチ」が脳を使った視力回復法に有効であると実証する試験結果が報告されていることから、「ガボール・アイ」は科学的にも証明された視力回復法といえるでしょう。
「ガボール・アイ」に挑戦してみよう!
「ガボール・アイ」は、乱視、近視、遠視、老眼のどの悩みを持つ人でも効果を得られるといいます。(※効果には個人差があります)
くわしいやり方をチェックして、さっそく挑戦してみましょう!
<やり方>
1、好きな縞模様(ガボール・パッチ)をひとつ選ぶ。
2、選んだ縞模様と同じ縞模様をすべて見つける。
3、すべて見つけ終わったら、別の縞模様を選んで同じことをくり返す。
1~3の流れを1日1回、3分から10分を目安に行いましょう。
1日1回、3~10分を目安に最低14日間、基本的には毎日行いましょう。忙しい場合には週3回程度でもOK。ちなみに、「ガボール・パッチ」がカラーの写真ではなく白黒なのは、白黒のもののみが科学的に証明されているからなんですよ。
ゲーム感覚で楽しみながら、すきま時間にとり入れてみて下さいね。
『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』
(平松 類 著/SBクリエイティブ 刊)
文/FYTTE編集部