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お口のプロのこだわり!「ぶくぶくうがい+歯ブラシ前のフロス」がオーラルケアの新常識
蒸し暑い季節になりましたが、マスクが手放せない状態が続いています。マスクをしていると口臭などが気になる反面、ついついオーラルケアがおろそかになることも…。けれども、口腔衛生を保つことは、感染症を予防するうえでも大変重要なんだそう。ではこうした重要性を知り抜いたプロは、実際どのようなケアをしているのでしょうか。歯学博士の照山裕子先生に、ご自身のオーラルケアこだわりポイントとおすすめのアイテムを教えていただきました!
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緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新型コロナウイルス感染症の出現によって私たちの生活習慣は様変わりしました。マスク装着がデフォルトになり、日常生活の中での「うがい」「手洗い」の励行が欠かせなくなりましたが、オーラルケアにもウイルス感染を防ぐ重要な役割があることをご存じでしょうか。
お口の細菌がもつタンパク分解酵素には、口腔粘膜からのウイルスの侵入を助けてしまう働きがあります。すなわち、お口の中が汚れていればいるほど感染リスクが高まる、そして万が一感染してしまった場合にも、口が不衛生であればあるほど重症化する恐れがあると言われています。
また、30代以降で特に注意したいのが歯周病。歯周病菌は強い口臭の原因になったり、歯ぐきに炎症を起こすだけでなく、出血した部位から毛細血管を介して全身に運ばれ、体のあちこちにさまざまな悪影響を及ぼすことがわかっています。こうした観点から、口腔衛生管理は生命を左右する鍵であるといっても過言ではありません。
このように考える、私のオーラルケア「こだわりポイント」と「おすすめアイテム」をご紹介します。
【私のオーラルケア・こだわりポイント】
・フロス→歯ブラシの順番でケア
・夜は必ず電動歯ブラシを使う
・こまめなうがい
【おすすめのオーラルケアアイテム】
●ライオン クリニカ アドバンテージ なめらかスリムフロス
歯と歯の隙間は歯周病や虫歯といったトラブルが起きやすい場所です。健康なお口を保つには歯間ケアが必須と心得てください。これまで歯科専売品を使用していましたが、先日うっかりフロスを忘れて出かけてしまい、出張先のドラッグストアで購入。なめらかさと使いやすさに感動を覚えた一品です。
●フィリップス ソニッケアーダイアモンドクリーン9000
電動歯ブラシはあらゆるメーカーを片っ端から試すのですが、ソニッケアーは音波水流でスッキリする感覚がやみつきになるのと、体調や目的の場所に合わせてパワーをコントロールできる点がいいですね。いちばん念入りに行いたい就寝前のケアに使っています。
●ブクブクうがいと拭きとり歯みがき
キレイなお口を保つには、汚れをためない習慣が大切。飲食の度にこまめに口をゆすぐことを心がけると、ブラッシングがぐっとラクになります。また、色の濃い食品や飲みものをとったあとはペーパーナプキンやティッシュで歯の表面をさっと拭いてみてください。着色汚れが目立たなくなるだけでなく、凹凸や奥行きが感覚としてつかめて自分のお口を立体的に捉えることができるため、歯ブラシもじょうずに当てられるようになります。