毎朝ダラダラベッドの中で横になり、時間ギリギリで起きて、バタバタ慌ただしく準備をして急いで出かける、そんな朝時間を過ごしていませんか? 朝は体のリズムを整え、健康や快眠の土台を作り、キレイをブラッシュアップさせるために大切な時間です。そこで今回は、「今日もキレイ」を叶えるために、朝支度の中でぜひ習慣づけたい行いを3つご紹介しましょう。
Contents 目次
快眠や健康の土台を作る!朝に習慣づけたい行い3つ
【1】空を見上げる
私たちの脳にあるマスタークロック、「体内時計」は1日平均周期24時間10分の時間を刻んでおり、地球軸の時間とは10分間のズレがあります。しかし、起床後太陽の光を15秒間目に入れることで、このわずかなズレをリセットできると同時に、1日の活動スイッチをオンにし、さらに夜の快眠まで予約できることがわかっているのです。天候に限らず、起きたらすぐに窓際に立ち、空を見上げる習慣をつけましょう。
【2】常温の水分をコップ1杯補給する
1日の水分補給の中で最も大切なのは、起きてすぐ1杯の水を飲むこと。睡眠時間を仮に7時間とした場合、その間、私たちは食べものや水分を一切補給できていません。そのうえ、コップ1杯分の寝汗をかいたり、呼吸や肌から自然と水分が蒸発していたりと、体の中は朝にかけてどんどん砂漠化しているのです。細胞がいきいきとよみがえるために、そして体の活動スイッチをオンにするために、朝は体が水分を強く欲しがっています。
朝イチの水分は、コーヒーやお茶、清涼飲料水で代用するのはさけてください。カフェインには利尿作用があり、体内の水分と一緒に、必要なミネラルも排出してしまうので、水分補給の意味がありません。
【3】1時間以内にたんぱく質を含んだ朝食を食べる
睡眠中は眠っているだけなので、エネルギーを使っていないと思われがちかもしれません。でも実際は、眠っている間も脳や内臓器官は働いているので、エネルギーが常に使われているのです。そのため、朝はガス欠状態に。そこで、活動開始のエネルギーを補充するために大事な習慣となるのが「朝食」です。朝食で欠かせないのは、「たんぱく質」。
たんぱく質に含まれる必須アミノ酸「トリプトファン」は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の原料にもなるもの。朝にトリプトファンをとると、その日の意欲的な活動を後押しし、怒る回数が減るなどということがわかっています。
さらに、このセロトニンは夜になると、脳の中で「メラトニン」に変換されて、今度は快眠を約束してくれます。このトリプトファンは、私たちの体内では合成することができないので、食品からとる必要があります。トリプトファンを含む乳製品、卵、大豆製品、魚介類、肉類、アボカド、バナナ、ナッツ類などを朝食に、意識的にとり入れるようにしましょう。
健康やキレイにつながるちょっとした朝習慣をルーティン化することで、心も体も「昨日より元気!」な自分を目指してくださいね。