年末年始の暴飲暴食を反省してダイエットに取り組む人が多くなる時季。しかし、「ジムに通っているのになかなかやせない」「食事制限しているのに効果が出ない」という人もいるのではないでしょうか? そんな人は、自分の「眠り」を見直すことで、「今までの苦労はなんだったの?!」と言いたくなるほどスルスルとストレスなくダイエットに成功できる可能性があるのです。
Contents 目次
睡眠ダイエットのメリット①「食欲の中枢が整う」
ぐっすり眠ることで痩せる最大のポイントは「食べたい」という欲求が自然と抑えられるところにあります。
30~60歳の男女1024名を対象としたスタンフォード大学医学部疫学調査では、8時間睡眠者と比べて5時間睡眠者では食欲亢進させるホルモンが14.9%増加し、食欲を抑制させるホルモンが15.5%減少することが明らかになったのです。
一昔前までは「寝ると豚になる」なんて言われたものですが、現代の科学では「寝ないと豚になる」ということがいえます。
睡眠ダイエットのメリット②「ヘルシー嗜好に変わる」
睡眠不足だと意思よりホルモンの力が勝って「食べたい欲求」を抑えることができず、食事制限では非常に大きなストレスを抱えることになってしまい、結果、3日坊主の末ドカ食いをしてリバウンド、という残念な肥満スパイラルに陥りがちに。
しかも、睡眠不足は糖質や脂質、つまりカロリーの高いものに対する欲求を高めることがわかっているので、ダイエットの大敵ともいえるお菓子や揚げ物、ラーメン、菓子パンなどが無性に食べたくなってしまう傾向が高まるのです。
ぐっすりきちんと眠ることで野菜や果物などヘルシーな食べ物を自然と好むようになり、この嗜好の変化もスムーズなダイエットを強力に後押ししてくれます。
睡眠ダイエットのメリット③「エネルギー消費量が上がる」
睡眠不足だと日中の眠気が強くなるので、「なんだかやる気が出ない」「だるくて面倒くさい」なんていう気分になったことありませんか? 普段ならテキパキ歩くところをタクシーに乗ってしまったり、運動をする意欲が出ないのでサボってしまったり。眠気による意欲低下は活動量を低下させ、結果として消費エネルギーを下げてしまいます。当然、余ったエネルギーは脂肪として体にしっかり蓄えられていくので、理想の体型は遠のくばかり。
睡眠時間をきちんと確保することを意識すれば、過食にブレーキがかかり、ヘルシーな食事を好むようになって、さらに日中の活動量が増えて消費エネルギーも上がるという、まさにダイエットにおいていいことだらけです。
しかも、余計なお金やストレスを一切かけずに痩せられるなんて、まるで夢のような方法ですよね。夏は睡眠時間が短くなりやすいシーズンですが、ダイエットをしたいならまずは眠る時間を毎日大切にするところから始めましょう。