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つらい春のアレルギー対策におすすめ。簡単!手づくり漬けものレシピ
春のおとずれと共に、気になるのがさまざまなアレルギー。目のかゆみや鼻水、くしゃみなど、つらい症状をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。黄砂や花粉に刺激されて急に症状が出る方もいるので、気が抜けない季節です。
今回は、つらい症状を和らげたり、刺激に負けない免疫力をつけたりする効果が期待できる、食の知識と簡単レシピをご紹介します。
Contents 目次
つらいアレルギーが起こるメカニズムとは
アレルギーは、一言でいうと体の過剰な防衛反応。私たちの体は、体内に花粉などの原因物質(アレルゲン)が入ってきた際にそれを排出しようとします。それが「免疫反応」と呼ばれるものですが、その反応が過剰になると日々の生活に支障をきたすほどのつらい鼻づまりやくしゃみなどの症状となります。
免疫機能が正常に働いていると過剰反応は起きにくいのですが、現代は仕事をはじめさまざまなストレスが多く、免疫などのバランスが不安定になりがちなため、突然発症するケースがあるようです。
免疫力を上げ、体のバリア機能をしっかり高めるには、腸内環境を整えることが大切です。免疫機能の60%以上は腸に存在することがわかっています。腸内環境を整えることで、免疫機能を向上させることが期待できます。
腸内環境を整える簡単な方法のひとつは、腸内で善玉菌を増やしてくれる働きを持つ発酵食品を毎日とり続けること。しかし日々の生活に追われていると、ついつい忘れてしまいがち。そこでおすすめするのが漬けものです。簡単に仕込めて保存もきくので、日々の食事やお弁当の一品として常備しておきましょう。
春の免疫力アップに役立つ「簡単漬けものレシピ」2選
漬けものは身近な発酵食品。すぐに手に入る材料で、最短30分で完成する簡単レシピをご紹介します。
いろいろ野菜のさわやか塩麹漬け
冷蔵庫にある野菜を塩麹で漬けるだけ。忙しい日でもサッとつくれます。
(材料)
お好みの野菜・・・適量
塩麹・・・野菜の重量の10~15%
ゆずの皮の千切り・・・1/2〜1個分
*レモンでもおいしいです
(つくり方)
1.野菜を食べやすく切る
2.ジッパー付きビニール袋に1の野菜と塩麹、ゆずの皮を入れ、よくもみ込んで空気を抜くようにジッパーを閉じる
3.冷蔵庫で漬け込む
葉物野菜は30分、根菜類は一晩漬ければできあがります。食べる量だけ取り出し、残りはそのまま漬けておきましょう。残った漬け汁は旨味が濃縮されています。ドレッシングをつくったり、スープの旨味調味料としてお使いください。
おからと甘酒の一石二鳥漬け
漬け床を拭わず食べて、善玉菌のエサになる食物繊維もプラス!
(材料)
乾燥おから・・・250g
濃縮タイプの甘酒・・・350g
無調整豆乳・・・150ml
天然塩・・・20g
好みの野菜・・・適量
(つくり方)
1.フライパンで乾燥おからをいい香りがするまで乾煎りする
2.野菜は食べやすく切る
3.ジッパー付きビニール袋に1のおから、甘酒、豆乳、塩を入れて混ぜ合わせる。
4.3の漬け床に2の野菜を埋め込むように入れ、冷蔵庫で漬け込む
3日程度漬ければ完成。きのこ類の漬けものもおすすめです。
基本的にどんな野菜でもOKです。ただし、かぼちゃなど生で食べない野菜は、ゆでて冷ましてから漬け込んでください。野菜は切り方で味が変わるので、拍子木切り、いちょう切りなど、切り方を変えて味の違いを楽しむのも良いと思います。
漬けものは腸内環境を整えてくれる発酵食品のひとつ。お気に入りの野菜や切り方を見つけて、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。簡単漬けものでつらい春のアレルギーを遠のけましょう。