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2週間続いたら要注意!あなたは大丈夫? 心の不調サインを示す3つの「A」
心の不調は睡眠トラブルを招き、快適な睡眠を妨げます。快適な睡眠が得られなければ、ストレスに対する抵抗力が低下してより心の不調が進んでしまうそうです。今回は、睡眠コンサルタントの友野なおさんに心の不調を示す3つのサインを教えてもらいました。
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心の不調サインを示す3つの「A」
心のエネルギー不足は自分でもなかなか気がつきにくいもの。心が疲弊しているのに、休むどころか「怠けている」「気合が足りない」という考えから「もっとがんばらなきゃ」とあせりを感じてムリをしてしまった経験、ありませんか? しかし、このようなムリを続けてしまうと、疲れ切った心を取り戻すことは大変です。
心のエネルギーが不足してきたとき、まずは表面化している見た目の「行動」や「態度」に変化が現れます。この変化は「3つのA」と言われ、2週間以上目に見える行動変化が続くようであれば、メンタル不調として真剣に対処する必要がでてくるといわれているのです。
ひとつ目のAは「Alcohol(アルコール)」のA。
アルコールのAですが、お酒だけでなく、ストレス発散という名目でとり入れていること、例えばネットサーフィンやゲーム、甘いものなどの暴飲暴食、メールの回数、衝動買いなどといった趣味嗜好のような習慣がすべてが当てはまります。
心に不調があるサインとしては、いつもより量や時間が増えて依存傾向が強まっているとき。高額な衝動買いがやめられないなどセルフコントロールが困難な状態になり、日常生活に支障をきたすほどの兆候が出てきたらイエローカードです。特にひとつのものにはまっている状態は「○○依存性」に陥るリスクがあるため、早め早めにケアすることが大切なポイントになります。
2つ目のAは「Absent(アブセント)」のAです。
「欠席」はもちろん、「遅刻」や「早退」の頻度が増える、あるいは続くなどの状態があることを指します。仕事でもプライベートでもすべての物事に対しての集中力や意欲が低下。だるさや疲れやすさを感じたり、お化粧などの身だしなみに無頓着になってきたときには注意が必要です。このAは周囲の人間も気づきやすいものなので、もしも友人や同僚にこのような兆候が見られたらぜひ声をかけてあげてください。
3つ目のAは「Accident(アクシデント)」のAです。
約束の時間を間違えたり、誤字脱字や数字などのミスが増えたり、約束や指示を忘れたり。些細なミスやエラーが続くことで人間関係や仕事上でのトラブルが増える可能性があり、こういった積み重ねは「自責の念」「イラ立ち」「罪悪感」「重圧感」「無力感」「自己信頼感の喪失」といった負の感情を生み出して、さらなるストレスへと発展して心の不調につながることもあります。
心の不調は睡眠トラブルを招き、快適な睡眠を妨げます。快適な睡眠が得られなければ、ストレスに対する抵抗力が低下してより心の不調が進んでしまうというネガティブスパイラルに陥ってしまうことも否めません。
3つのAのうちひとつでも当てはまると感じたら躊躇せずに休息をとったり、専門家に相談したり、周囲にサポートと理解を求めるなどして心の不調が悪化しないよう、自分で自分の心を労わってあげてくださいね。