2年半、使った電動歯ブラシが故障。さあ、買い替えるか、手みがきでいくか。迷った末に購入したのが「ハイドロソニック プロ(CURAPROX)」。以前、オーラルケアについて取材した際、刺激がマイルドなのに清掃効果が高く、唾液の飛散が少ないと歯科医の宮本日出先生がオススメしていた電動歯ブラシです。使い心地をレポートします!
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歯みがきは、わりと好きな行為です。歯がつるつるになるのがうれしくて、毛先を平たんにそろえたラウンド加工の歯ブラシと、毛先が細切りになったテーパー加工の歯ブラシを併用し、さらに糸ようじやデンタルフロスを使い分け…。
それでも、やっぱり手みがきって難しいですね。電動歯ブラシを使っていた頃に比べて、茶渋のようなものが歯に着くのが早くなったと感じましたし、みがき終えたときの感触も、時間をかけた割にはザラザラ感が残っていたり。このザラザラをこそげとってやる!と、つい力を入れ過ぎて歯ぐきを傷つけてしまったり。挙げたらキリがないような小さなストレスが、日々、たまっていました。
そこで思い切って購入したのが「ハイドロソニック プロ(CURAPROX)」という商品です。ブラシヘッドは3種類。やわらかい毛の「センシティブ」、歯ブラシで言えば“ふつう”のかたさと思われる「パワー」、歯と歯ぐきの境目など細かい部分に適した「シングル」です。
全体的にコンパクトな印象で、携帯用のトラベルケースもついています(長い辺が約20cm)。1回の充電(10時間)で約60分みがけるそう。たしかに、私はだいたい1日1~2回使用、1回につき4分間くらい作動させていますが、1週間ほどたった今、まだ充電切れを起こしていません。
パワーモードも3種類あります。
・スタートモード(1分間に22000回振動)
・クリーンモード(1分間に32000回振動。強度はさらに3種類あり)
・スマイルモード(1分間に42000回振動。強度はさらに3種類あり)
はじめに「センシティブ」か「パワー」ブラシを本体に装着(私はパワーを使っています)。スタートモードでは、少し物足りなかったので、クリーンモードの2番目くらいの強さにしたところ、奥歯の側面のざらつきがとれました。
「強く押しつけないでください」と取扱説明書にも書いてある通り、みがくというよりなでるという感じでみがけます。「みがくのはこちらに任せてくれていいから、それよりは、1本1本確実に、オイラを歯に当ててくれ」と、歯ブラシに言われている気がして(そんなわけないのですが)、少しずつ歯ブラシをずらしていきます。
仕上げに「シングル」で歯と歯茎の間の、微妙に気になるところをなでるようにしてみがけば完了。
特筆すべきは、とにかく飛沫が飛ばないこと。今まで使っていた電動歯ブラシは、水やつばが派手に飛ぶため、タオルを口に当ててみがいていました。汚れ落ちに不満はなかったものの、自分がどのように歯ブラシを歯に当てているのか確認しながらみがけなかったのが残念なところ。その点、今回使い始めた「ハイドロソニック プロ(CURAPROX)」は、歯をみがきながら、鏡で、どの歯をどのようにみがいているのか目視できるのがよいなと感じています。重量はヘッドも入れて約110gであまり負担になりません。
さすがに歯間の細かいところまでは届かないので、デンタルフロスは引き続き使っています。
そして今や、歯みがきが日々のささやかな楽しみに…。
電動歯ブラシ選びに迷っている人の参考になればうれしいです。(編集まりりん)