Contents 目次
3つめはオリゴ糖を含む食材
私たちの腸の中には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類の菌がすんでいます。日和見菌は名前のとおり、どっちつかずで、善玉菌の力が強ければ善玉菌に、悪玉菌が強ければ悪玉菌の味方になってしまうそう。
「そんな日和見菌が腸内の菌の大部分を占めているので、常に善玉菌が優勢な状態にしておかないと日和見菌が味方をしてくれません。そのため、善玉菌のエサになるものを取り入れ、善玉菌を活性化させる必要があるといわれています」(奥薗さん)
善玉菌にエサになるのは、ビフィズス菌や乳酸菌などの菌の死骸。そして、もうひとつがオリゴ糖です。
「オリゴ糖という商品もありますが、身近な食品からとることもできるんですよ。いちばんとりやすいのが大豆オリゴ糖で、豆腐や納豆、きな粉、厚揚げ、油揚げなどの大豆製品に含まれています。これなら食事にとり入れやすいですね」(奥薗さん)
バナナやりんご、とうもろこしも、オリゴ糖を含む食材として覚えておきましょう。
継続は力なり。飽きずに毎日、食べ続けられるものを食卓に!
腸活のためにとるべき食材がわかったら、あとは毎日の食生活にとり入れるのみ!
「腸内環境改善効果が100点のものを月に1回食べるより、やや効果は低くても毎日食べ続けるほうが効果を得やすいと思いませんか? 私の朝食は、麦ごはんに納豆、野菜ときのこか海藻入りのみそ汁、ヨーグルト、1年365日だいたいこれです。何かするときって簡単じゃないと続けられないでしょう? ガンバりすぎてストレスになったら、第二の脳ともいわれる腸には逆効果です。飽きずに継続でき、なるべくストレスフリーで体によいものを食べること。腸活にはこれも大切です」(奥薗さん)