夏は、海やお祭り、キャンプに音楽フェスと、テンションが上がる外でのアクティビティが盛りだくさん! けれど、暑い日差しの下では気温やテンションだけでなく体温も急上昇。楽しい夏になるはずが、熱中症で苦しんだ思い出になった……なんてことは絶対に避けたい! 本格的な夏の前に覚えておきたい、誰でもできる簡単な対策ワザを鍼灸師の小川真由子先生にご紹介いただきます。
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熱中症対策に用意するのはカラのペットボトルのみ!
暑さや湿度に体が適応できず、体温が異常に高くなる状態でいると熱中症になってしまいます。
そんな熱中症の対策として効果的なのが、東洋医学の理論をベースにした「ペットボトル冷灸」。
「ペットボトル冷灸」はその名の通り、ペットボトルを使って体のツボを冷刺激してあげるもの。体の温度を下げ、さらに軽い吐き気、めまい、脱力感などの初期の熱中症の症状を緩和する効果が期待でします。コンビニや自動販売機の飲料を使えば外出先で汗を抑えたいときにも活用できる、お手軽な熱中症対策なのです!
冷刺激はここに与える! 熱中症対策のツボ
それでは早速、「ペットボトル冷灸」のやり方、ツボの位置を見ていきましょう。
飲み終わったペットボトルに水を入れて、冷蔵庫で冷やし(または冷凍庫で凍らす)、その冷えたペットボトルを使って、ツボを押したり転がしたりして冷たい刺激を与えていきます。冷凍したペットボトルでは刺激が強いと感じる場合は、衣服の上から、またはタオルをあてて行いましょう!