Contents 目次
人中(じんちゅう)
鼻の下のくぼみ、上唇と鼻の中間にあります。熱によりあらわれる軽い倦怠感やめまいなどの症状が緩和できます。
翳風(えいふう)
耳たぶの裏側の耳のつけ根の部分で、窪んだ所にあります。ここには血管やリンパ腺が集まっている部分ですので、優しくペットボトルを転がすように刺激していきます。
大包(だいほう)
わきに手を入れるとちょうど小指があたる部分にあります。舞妓さんは着物を着ていても汗をかかないのは帯でこのツボを押していることが理由とも言われていて、汗を抑制する効果も期待できます。
内関(ないかん)
手のひら側で腕の横紋(シワ)の中央からヒジのほうに3~4cm上がったところにあります。吐き気、めまい、脱力感などを感じたときに、このツボを刺激していきます。内臓機能と深く関係するツボで、特に消化器系症状の改善に効果があります。
大椎(だいつい)
首を前に倒したときにつき出る骨のすぐ下にあります。逆にここを温めてあげることにより風邪の予防につながるほど、体温に影響を大きく及ぼすツボです。冷やし過ぎには注意しましょう。
腹溜(ふくりゅう)
内くるぶしから、親指の幅2本分上がったところにあります。
腎臓の働きを高めて汗を出す働きを正常にしていきます。
湧泉(ゆうせん)
足の裏のほぼ中心にあり、押すと元気が湧いてくるツボです。血液の循環を改善させて首や頭の血行をよくし、女性特有の下半身の冷え、特に、“冷えのぼせ”に効果的です。逆にエアコンなどで冷えている場合はここを温めても効果的です。
これから夏に向けて気温がどんどん上がってくる時期。熱中症対策をしっかりして、体調を崩さないように気をつけたいですね。もちろん、室内にいても熱中症になる危険があるので室内外問わず、対策は行いましょう。ぜひ、みなさんも日々の生活に「ペットボトル冷灸」をとり入れてみてください!
写真提供/グラン治療院東京 文/FYTTE編集部
監修
小川 真由子