人にはなかなか言えない、口のネバつきや口臭、歯周病。食後にきちんと歯磨きしているのにどうして…という方もいるのでは? その原因は悪玉菌。口の中にはもともとたくさんの細菌が生息していますが、口内環境のバランスが崩れると、口臭やネバつきをもたらす悪い菌が増えていってしまうそうです。そこで、毎日の歯磨き以外に口内をすっきりさせる方法を、日本で初めて「口臭外来」を開設した、ほんだ歯科理事長・院長の本田俊一先生に聞きました。
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口臭の原因となる生活習慣とは?
毎日しっかり歯磨きしているのに、口のネバネバや口臭が気になる…。そんな方は、唾液が出にくくなる生活をしているからかも。まずは、次の項目をチェックし、口臭の原因となる悪玉菌を増やす習慣をしてないか見てみましょう。
- 朝の歯磨きは朝食後
- 気づくと歯を食いしばっている
- デスクワークなどでうつむく時間が長い
- 仕事中、あまり話さない
- 口が乾燥していて、のどを痛めやすい
- ストレスが多い
当てはまる項目が多い人は、唾液の分泌量が減り、唾液が「ネバネバ状態」になりやすいとか。
「口の中には約300種類の細菌が生息していますが、抗菌物質を含む唾液が悪玉菌を殺菌してくれます。さらに唾液を飲み込むことで口の中をキレイにしてくれます。唾液が少ないと、本来サラサラした唾液が、ネバネバになり、口内に有害な菌を増やしてしまいます。それが、口臭を強くするのです」(本田先生)
では、口臭を予防するための、今日から始められる方法をご紹介します。