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<対策1> 起きたらすぐ歯磨き
「口の中の菌が最大になるのは、起床直後。唾液1ccあたり1兆個にまで増えるという報告もあります(通常は数億個)。起きたらまずは歯を磨き、口内環境を整えましょう。朝食のあとに歯磨きする方も多いと思いますが、食事直後は唾液で口の中が洗い流され、菌の数は減ります。1日でもっとも細菌数が多い起床時に、歯磨きで悪玉菌を取り除きましょう」(本田先生)
<対策2> 小梅をなめる
「唾液は虫歯菌をつくり出す酸を中和してくれるので、口内をキレイに保つために、常に唾液が分泌されていることが大切です。食事中は唾液が出るので、食事の直後の歯磨きは、唾液を取り除くことになってしまって、口内環境を整える機会を失ってしまいます。そこで、食後は、なめているだけで唾液が出るものを口にするのがオススメです。例えば、小梅や小さくカットした昆布、粒ガムなど。小梅は、果肉を食べたあと、しばらく種を舌の上で転がしておくといいですよ。歯磨きは、そのあとにしてみてください」(本田先生)
<対策3> 仕事中も目線を上げる
「日中、デスクワークなどで長時間うつむいていると、舌がほとんど動かず、唾液の分泌量が減ってしまいます。仕事中もこまめに顔を上げて、舌を動かしやすいように背筋を伸ばすことが大切です」(本田先生)
いかがでしたか。仕事中、なかなか口や舌を動かしていないな…という方は、小梅、昆布などをデスクのなかにしのばせてみてはいかがでしょう。
文/田中瑠子
監修
本田 俊一