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お花見、歓迎会での飲みすぎに注意! 厚労省が初めて発表した「飲酒ガイドライン」をチェック !#Omezaトーク
春ですね! お花見や歓送迎会などの飲み会が増えるシーズンでもあります。コロナ禍で自粛が続いていたけれど、今年こそは思い切り飲むぞ~という気分の人も多いのではないでしょうか。そんな中、2月19日に厚生労働省から国内初の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が公表されていました。
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適切な飲酒量の判断に役立ち、アルコールが体にもたらすリスクを示したものが、今回の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」です。 厚労省のHPによると、このガイドラインの目的は「アルコール健康障害の発生を防止するため、国民一人ひとりがアルコールに関連する問題への関心と理解を深め、自らの予防に必要な注意を払って不適切な飲酒を減らすために活用されることを目的としています」とのこと。
ガイドラインの中では、女性のほうがアルコールの分解量が少ないこと、高齢者は飲酒量が一定量を超えると認知症の発症の可能性が高まること、そもそもアルコールの分解能力には個人差があるため無理に飲酒を勧めることはやめるように、などが記載されています。
私はお酒が飲めないので、仮に勧められてもはっきり断ることができますが、新入社員や新入生はなかなかそれがしづらい場面もあるかもしれません。ガイドラインに書かれていることは基本的なことではありますが、改めて自分自身も気をつけていこうと思いました。
注目すべきは「純アルコール量」!
飲酒量というと、これまではアルコール度数や何杯飲んだかで把握するのが一般的でしたが、厚労省の飲酒ガイドラインでは、お酒に含まれるアルコールの量である「純アルコール量」に着目するように記載されています。
<純アルコール量の計算方法>
純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数 / 100)×0.8(アルコールの比重)
例:ビール 500ml(5%)の場合「20g=500(ml) × 0.05 × 0.8 」=20g
ガイドラインには「大腸がんの場合は、1日当たり20g程度(週150g)以上の量の飲酒を続けると発症の可能性が上がる等の結果を示した研究があります」とあります! 500mlのビール缶の純アルコール量が20g。毎日これぐらいは習慣として飲んでいるという人は結構多いのではないのでしょうか。
飲酒ガイドラインでは、下記の飲み方などがおすすめされていました。
・「飲酒前、または飲酒中に食事をとる」
血中のアルコール濃度を上がりにくくし、お酒に酔いにくくする効果がある。
・「飲酒の合間に水(または炭酸水)を飲むなど、アルコールをゆっくり分解・吸収できるようにする(水などを混ぜてアルコール度数を低くして飲酒をする、少しずつ飲酒する、アルコールの入っていない飲み物を選ぶなど)」
飲む量に占める純アルコールの量を減らす効果がある。
・「一週間のうち、飲酒をしない日を設ける(毎日飲み続けるといった継続しての飲酒を避ける)」
一週間の純アルコール摂取量を減らすために、定期的に飲酒をしないようにする。
「純アルコール量」に注目して、自分の体と相談しながらお酒とつき合っていくと健康を害するリスクも減らせますね! お酒を飲むのが好きな方は一度、飲酒ガイドラインをチェックしてみると、飲み方を見直すきかけになるかもしれません。(編集デラ)
参照:飲酒ガイドライン作成検討会|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
Omezaトークとは…
FYTTE編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。