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枕ジャーナリスト永井さんに教わる!睡眠の質をアップする枕選びの5大ポイント【オンラインクラスレポート前編】

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枕ジャーナリスト永井さんに教わる!睡眠の質をアップする枕選びの5大ポイント【オンラインクラスレポート前編】

睡眠の質を上げたいと思っているみなさん、今使っている枕に満足していますか? そして、枕選びに自信はありますか? いま、睡眠になにかしらの不満を感じている方は、もしかすると枕が原因かもしれません! 今回は、7月に開催したFan!Fun!FYTTEのオンラインクラス、「枕ジャーナリスト永井さんに教わる! 睡眠の質をアップする枕選びのポイント」の内容を前後編に分けてレポートします。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

枕選びで大切な5つのポイント

本クラスの講師を務めてくれたのは、枕ジャーナリストの永井桂子さん。自身も13年間眠れないことに悩んだ経験を経て、自分に合う枕を見つけ寝られるようになったことをきっかけに枕ジャーナリストとしての活動を始めたそうです。そんな永井さんに今回Fan!Fun!FYTTEでは、睡眠の質をアップする枕選びのポイントを教えていただきました。


「みなさんはどんな枕を使っていますか? また、メーカーや形状、価格も安いものから高いものまでさまざまな枕があるなかで、おそらくほとんどの人が『これはよさそうだ』という自分のカンや経験にもとづいた判断や、レビューを見たうえで選んで買っていると思います。ただ、枕は試してから購入することがむずかしい商品なので、しっくりこない、首が痛いと感じることもあるものです。そこで今日は、これさえ知っておけば失敗しない『枕の選び方簡単ポイント』5つをお伝えします」(永井さん)

枕を選ぶポイントとして重要なのは、高さ、サイズ、素材、硬さ、形状の5つ。それぞれの項目で自分に合うものを選択肢していきましょう。

<1>高さ

高さの合わない枕を使っていると、いびきや不眠症肩こりなどの原因につながります。5つのなかでいちばん重要な枕を選ぶ要素です。自分に合っている高さを見極めるポイントは2つ。

<ポイント1>性別や体格に合わせて選ぶ
高めの枕が合うのは、男性、体格がしっかりしている人、日常的に運動をしている人になります。後頭部や肩の筋肉が発達している人は、マットレスと首のすき間が大きいためそのすき間を埋めるような高めの枕がおすすめです。反対に、女性、細身の人、子どもは低めの枕が合います。

<ポイント2>寝方で選ぶ(あお向け寝or横向け寝)


理想的な寝姿勢は、横になってもキレイに立っているときと同じ骨の状態であることが条件に挙げられます。そのため、あお向けの場合は、背骨がゆるやかなS字カーブを描いていること。横向きの場合は、背骨がまっすぐの状態が理想的です。このような状態が作れる枕かどうかは購入する際の見極めるポイントになります。

<2>サイズ

続いてはサイズ。枕は一般的に3つサイズがあります。

小さめ(約50×35cm)

20~30年前まではポピュラーだったのがこちらのサイズ。売り場で販売されているなかでも、やや小さめの枕です。女性や小柄な人、枕にすっぽりと包まれるのを好まない人におすすめのサイズ。お子さんに関しては、頭も体も小さいのですが体温が高く寝ている間もよく動くので、横幅の広い大きな枕がおすすめです。

標準(約63×43cm)

このサイズは、最も多く販売・使用されているポピュラーな枕。一般的な日本人の体型や布団のサイズに合うと言われる大きさで、男女ともに需要が多くカバー類を選ぶのにも困らないメリットがあります。ほとんどの枕はこのサイズを基準に作られています。

大きめ(約70×50cm)

少し大きめですっぽりと包まれているような感覚を楽しめるサイズの枕。近年流行っているオーダー枕でも採用されることが多く、横幅が約70cmと広いので寝返りが打ちやすいのが特長です。

<3>素材と<4>硬さ


まず、枕の素材として代表的なものに下記の素材があります。

●ダウン(羽毛)…クッション性があり通気性、吸湿、保湿、発散性にすぐれる。ふんわりとした高級感が特徴。
●パイプ…通気性・耐久性にすぐれた扱いやすい素材。首をしっかりと支える。
●低反発ウレタンフォーム…低反発素材なので、首や頸椎にフィットしてやさしくささえる。やわらかいフィット感。
●ムアツ…頭の重さを点で支えて分散するので、圧迫感が軽減される。寝返りもラク。

そのほか、ビーズやそば殻などが出回っています。
枕の硬さはこれらの素材のなにを、どのくらい入れているかという密度で決まります。代表的な硬い枕に使われる素材は、パイプ・そば殻・ヒノキなどがあり、やわらかい枕に使われる素材は、ポリエステル・羽根などが使われています。
ただし、人それぞれ硬さの感じ方がちがうので、自分が心地いいと思えるものを基準に選びましょう。

<5>形状

最後は、形状。枕の形は主に4タイプあります。
ひとつ目は、「標準・長方形型」。これは昔からある形状の一般的な長方形の枕です。
2つ目は、「首もと安定型」。低反発素材を使って作られることが多く、やわらかい素材で首や頸椎の形にしっかりとフィットし、頭が必要以上に沈みこんだり、ムリな姿勢で寝てしまう心配がないのが特徴です。自然な寝姿勢がキープできます。
3つ目は、「カスタマイズ・横向き対応型」。中身の素材の量で高さを調整するタイプや、上下や裏表の向きを変えることで好みに合わせて寝心地を変更できるタイプ。2層に分かれているものも多く、2つ以上の素材を組み合わせたものが多いのも特徴。
4つ目は「オーダー型」。販売店で計測し自分に合った枕を作ることができます。

枕は目的ごとに自分に合った形を選ぶことが大切です。
後編のレポートでは、寝姿勢ごとにおすすめの形状の枕と、DIY枕の作り方をご紹介します!


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監修:永井桂子さん

1979年12月18日生
北海道札幌市出身/神奈川県小田原市在住
13年間に渡って熟睡できない日々を過ごすなかで、数え切れないほどの枕を購入するも、ぴったりの物には出会えず枕難民となる。枕探しの旅は永遠に終わらないと諦めかけていたときに「Panda Evolve Pillow」と出会い、枕難民に終止符を打てたことをきっかけとして2022年より枕ジャーナリストとして活動をスタート。一流住宅メーカー、大手企業、自治体などで睡眠と枕の選び方セミナーを開催するなど、日本中の枕難民を救うため活動している。
2024年3月 (社)日本鍼灸協会、(社)日本温活協会推奨「グランピローEXD」プロデュース。

 

文/FYTTE編集部

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