働き盛り・遊び盛りの若い女性に疲れやすい人が増えているのだとか。あなたもつい「疲れた~」と言っていませんか? なかなか取れない疲れの原因を知り、今日からできる予防策をレクチャーします。
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知らず知らず溜め込んでいる!? 疲労度をチェック!
疲れやすさや疲労回復の速さには個人差がありますが、最近は疲れやすいうえに、なかなか回復しない若い女性が急増しています。たかが疲労と軽視してろくなケアもせず、疲れをため込んでしまう人も多いようです。
疲労をため込んだままでいると体調をくずしやすく、さまざまな病気の引き金になることも。甘く見ずに、早めにケアすることが大切です。
まずは次のリストで、いまあなたがどれくらい疲れているかをチェックしてみましょう。
【疲労度チェック!】
下の項目を読んで、当てはまるかどうかを、
かなりある:2点、ときどきある:1点、ない:0点の3段階でチェック。
項目ごとに合計点を出しましょう。
肉体的疲労
- 肩こりや目の疲れがとれない
- マッサージに通っている
- 朝なかなか起きられない
- エスカレーターを必ず使う
- 激しい運動をしている
精神的疲労
- ストレスを感じやすい
- ちょっとしたことを気にしてしまう
- イライラすることが多くなった
- 仕事や勉強に集中できない
- 頼まれるとイヤと言えない
環境由来の疲労
- 家の周辺の騒音が気になる
- 1日中パソコンを使う仕事をしている
- 屋外で仕事をすることが多い
- 職場のエアコンが利きすぎてつらい
- 通勤・通学に片道1時間半以上かかる
判定
3つの項目の合計点で判定します。
<21~30点>
→疲労ため込み女子
あなたの心と体はかなり疲れています。生活習慣を見直してため込んだ疲れを解消しよう。
<11~20点>
→お疲れ度ふつう女子
ふだんは元気だけれど、疲れを感じやすいタイプ。疲れは早めに解消しておきましょう。
<0~10点>
→疲れ知らずの元気女子
「いつも元気だね」といわれるあなた。でも過信せず、きちんと心と体をケアしてあげて。
疲れはどこから?原因を知りもとから断とう!
日々の疲れは、どのようにして発生するのでしょう? まずはそのメカニズムを知っておきましょう。
20~30代女性の疲れの多くは、自律神経の乱れが原因です。自律神経は交感神経と副交感神経からなり、体温や内臓の働き、血液の循環など、大切な機能をコントロールしていますが、そのリズムがくずれてしまうと、疲れの原因となります。
自律神経のリズムをくずすもとになり、さらに直接体にダメージを与えるのが“活性酸素”です。活性酸素は体内の細菌やウイルスを退治するなど体にとって大切な役目もありますが、ストレスや不規則な生活などによって大量に発生し、疲労をつくり出してしまうのです。
疲労は軽いうちであればとりのぞくことは簡単ですが、ため込んでしまうとホルモンや免疫、脳のシステムにもダメージを与え、さまざまな不調を引き起こすことになるのです。
疲労を発生させる3大原因はこれだった
<1>ストレス
ストレスによって不安やイライラ、怒りを感じると血管がギュッと収縮。そのあと、血流が再開して血液がどっと流れたときに活性酸素が大量に発生します。精神的なストレスのほか、気候や騒音などでもストレスが発生。
<2>バランスの悪い食事
食品添加物や農薬などは活性酸素を大量に発生させるといわれます。このため、ジャンクフードや加工食品などに偏った食事を続けていると、体内で活性酸素が大量発生することに。また、過食も活性酸素を発生させます。
<3>不規則な生活
夜ふかしや睡眠不足といった不規則な生活は、活性酸素を発生させるうえ、自律神経のバランスをくずす原因にもなります。また、有害物質が含まれているタバコは、活性酸素を大量に発生させるもと。
しかし、疲れを感じていても、「ある程度なら仕方ない」と放っておいてしまうことってありますよね。疲れを放っておくと体にはどのような影響があるのでしょうか。