FYTTE

Healthcare
CATEGORY : ヘルスケア |睡眠

翌日の疲労感が変わる!? 睡眠で重要なのは「長さ」と「深さ」

Share
ベッドで猫と眠る女性

脳や体の疲労をリセットするために必要な睡眠。よく眠れた日は、朝の目覚めもよく、体も軽く感じますよね。私たちが眠っている間、体の中では一体何が起こっているのでしょう? コンディショニング・トレーナーの桑原弘樹先生に、睡眠の仕組みについて教えていただききました。

監修 : 桑原 弘樹 (コンディショニングトレーナー)

〈桑原塾〉主宰。100名以上のトップアスリートやモデルなどにコンディショニングやボディメイク指導を行うほか、15年以上にわたってスポーツ・サプリメントの開発にも携わる。著書『サプリメント健康バイブル』(学研プラス)など多数。
桑原塾

Contents 目次

眠りの2大要素とは?

熟睡する女性

まず、眠りには大きく分けて2つの要素があります。1つ目は、「睡眠の長さ」。

「統計学上6時間眠れば、ほとんどの疲労が回復すると言われています。ちなみに、一番長生きすると言われる時間は7時間です」(桑原先生)

ショートスリーパーと呼ばれる、睡眠時間が短くても疲労がたまらないという特異体質の人もいるようですが、ひとまず1日6時間、睡眠時間を確保することが理想です。

そして、睡眠の質に大きく関わってくるのが、2つ目の要素「睡眠の深さ」です。

「睡眠中は、浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。みなさんも聞いたことがあるかもしれませんが、浅い眠りを『レム睡眠』、深い眠りを『ノンレム睡眠』といいます。
『レム睡眠』のREM(レム)は、R=Rapid(早い)、E=Eye(目)、M=Movement(動き)を略したもの。眼球がグルグルと活発に動き、夢を見るのもこの『レム睡眠』のとき。
そしてよい睡眠のためには、この『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』のバランスが大切です」

睡眠中、脳と体は交互に働いています。よく、寝返りは眠りの浅いときに打つものだと思われがちですが、それは間違い。
脳が眠っているときは、体が動くような仕組みになっているので、寝返りは眠りの深いときに打っているのです。体は動かないのに、脳が覚醒していることで起こる金縛りは、きちんと脳と体が交互に休めているという証拠。
霊現象ではありませんので、ご安心を!

さらに、眠り始めてから90分~120分で、どれだけ深く眠れたかということも重要になってきます。
それにより、同じ睡眠時間でも、朝起きたときの疲労感が大幅に変わってくるのです。

昔よりも眠りの質が悪いと感じる人は、もしかしたら、ぐっすり眠れていたころよりも眠り始めの睡眠の深さが浅くなってしまっているのかもしれません。

では、なぜ眠り始めの睡眠の深さが大切なのでしょう?

 

1/2ページ

関連記事

  1. Beauty疲労回復系の入浴剤が人気! イマドキ女子の気になるバスタイム事情をリサーチしました!

    疲労回復系の入浴剤が人気! イマドキ女子の気になるバスタイム事情をリサーチしました!

    0
  2. Healthcare飲んで1週間で寝つきのよさを実感。睡眠の質アップ疲労感ダウンの「ピルクルミラクルケア」を1か月試してみた結果  #Omezaトーク

    飲んで1週間で寝つきのよさを実感。睡眠の質アップ疲労感ダウンの「ピルクルミラクルケア」を1か月試してみた結果 #Omezaトーク

    0
  3. Healthcareこれは注目!「ピルクル」から睡眠と疲労感をダブルでケアする新商品が発売に! #Omezaトーク

    これは注目!「ピルクル」から睡眠と疲労感をダブルでケアする新商品が発売に! #Omezaトーク

    0
  4. Healthcare「よく寝た気がしない」のは女性が男性の1.5倍! 海外研究が推奨する睡眠のライフハックとは?

    「よく寝た気がしない」のは女性が男性の1.5倍! 海外研究が推奨する睡眠のライフハックとは?

    0

おすすめの記事PICK UP