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睡眠と成長ホルモンの関係性
「眠りに入ると、『成長ホルモン』が分泌されます。
このとき、より深く眠ることができれば、ホルモンをたくさん分泌させることができるのです。
『成長ホルモン』は脳から分泌される191個のアミノ酸が繫がったホルモンで、体の全ての代謝に関与しています。この『成長ホルモン』がたくさん出ることで、寝ている間に代謝が進み、体がリセットされているのです」
「成長ホルモン」は日中もごくごく微量に出続けていますが、その量は限りなくゼロ。眠り始めにしか分泌されない、と言っても過言ではありません。
さらに、トレーニング直後にも「成長ホルモン」は分泌されるのですが、トレーニングによって疲れた体をケアするために使われるため、相当量が相殺されてしまいます。
「成長ホルモン」の分泌は10代後半~20代前半がピークで、30~40代になると激減して行きます。その後40~70代までは低位安定といった状態。
とはいえ、生きてる間はずっと分泌されるので、上手に睡眠をとることができれば、よりたくさんの「成長ホルモン」を分泌させることが可能です。
「いちばん『疲れた』と口にしやすいのは30代半ば。『成長ホルモン』の分泌量が減り、体の疲れがうまくリセットできなくなっている現実と、疲れにくかった20代のころの感覚に大きなギャップが生じるためです。
ですが50代になると、実際の疲労感とのギャップが無くなってきます。私は今50代ですが、『疲れた』という言葉はほとんど使わなくなりましたね。『睡眠とは何か?』を追求していくと『成長ホルモン』にたどり着きます」
ハツラツとした日々のために、大切にしたい睡眠。みなさんは、きちんとその時間を確保できていますか?
上手に疲れをリセットするためにも、「成長ホルモン」がたくさん分泌されるような睡眠を心がけましょう。
文/FYTTE編集部