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バランスをチェック!
続いては、筋力、体の使い方の左右バランスをチェックします。ゆがみやクセ、生活習慣などによって、バランスは乱れます。別の部位のゆがみの原因になるだけでなく、体の一部に負担がかかることによる疲れ、痛みなどを招いてしまいます。
足を閉じて立ち、ひざを曲げて右脚を持ち上げます。右ひざを両手で抱え、ここでキープ。
足の位置は動かさず、背すじを伸ばしたまま、何秒片脚立ちしていられますか?
反対側も同様に行います。
□右脚、左脚とも、30秒キープできる……20代
□右脚、左脚のどちらかだけ30秒キープできる……30代
□右脚、左脚、どちらも30秒キープできない……40代
柔軟性をチェック!
運動不足の象徴として起きるといってもいいのが、柔軟性の低下です。あらゆる筋肉が十分に使われず、肩こりや五十肩、血行低下による冷え、疲労物質がスムーズに排出されないことによる疲労感など、さまざまな症状、不快感を引き起こします。
両腕を頭上に伸ばし、手を背中側にまわして左ひじを曲げます。左ひじは天井に向け、右手で左ひじをつかんだら、そのまま右側にムリなく引っ張ります。このとき、左ひじは左の肩よりも内側に引っ張れましたか?
反対側も同様に行います。
□右ひじ、左ひじとも、肩より内側まで引っ張れた……20代
□右ひじ、左ひじのどちらかだけ、肩より内側まで引っ張れた……30代
□右ひじ、左ひじのどちらも、肩より内側に引っ張れなかった……40代
このまま日常生活を送っていると、加齢にともない、敏しょう性、バランス、柔軟性ともに低下していく一方です。複数の項目で判定が実年齢より上だった人は、低下のスピードが速いので特に注意が必要。
とはいえ、いきなりハードな運動を始めるのはハードルが高いですよね。まずは、エスカレーターではなく階段を使う、電車で座らずに立つ、ネットショッピングだけでなく歩いてリアル店舗で買いものをする、少し速く歩く、車移動の頻度を減らす、といった生活習慣の見直しで、カラダ年齢を総合的に引き下げていきましょう。
撮影/徳永徹 モデル/蒼木まや(ニュートラルマネジメント) 文/馬渕綾子 衣装協力/ミズノ