ちょっと聞きづらいことだけど、女性にとっては大事なこと。大人になると言葉にするのは恥ずかしいけれど、デリケートゾーンのケア方法についてどうしていますか。
そこで、今回は生理中のムズムズを防ぐ方法、お風呂で洗うときの注意点について、婦人科医の松村圭子先生(成城松村クリニック院長)に教えていただきます。
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デリケートゾーンをトイレの温水洗浄で洗い過ぎない
こんにちは、婦人科医の松村圭子です。
デリケートゾーンの悩みでよく聞くのは、生理中にムレてムズムズするということです。
それを防ぐために、次の3つのことを意識してみましょう。
(1)生理用ナプキンは、こまめに換える
血液は雑菌の好物。生理中、ナプキンを長時間つけ続けると雑菌が繁殖して、かゆみが出たり、ニオイが強くなったりします。こまめにナプキンをかえて、清潔な状態を保ちましょう。
(2)生理中は、下半身を締めつける服を避ける
タイトなパンツ、ストッキングをはくと、デリケートゾーンの通気性が悪くなってムレやすくなります。生理中は、ゆったりとしたボトムのファッションを選ぶといいですね。
(3)トイレで温水洗浄し過ぎない
生理中に限らず、トイレの温水洗浄でデリケートゾーンを洗うのは1日に2~3程度にしましょう。温水で洗い過ぎると、デリケートゾーンの乾燥につながることがあります。また、善玉菌まで洗い流してしまうこともあるので注意が必要です。
また、生理ではなくてもデリケートゾーンにムズムズとしたかゆみが続く、カッテージチーズのようなポロポロとしたおりものが出るのではれば、カンジダ膣炎などの病気が隠れている可能性があります。婦人科のクリニックを受診しましょう。
では、次にデリケートゾーンを洗うときのポイントについてお話しします。