疲れてしまったときはどうしても、すぐに横になって休んでしまいがちですが、その生活習慣は疲れ体質への原因にもなりかねないのです。運動をして疲れたときに何もしないでいるよりも、体を軽く動かしたほうが疲労回復が早まるそう。一体どういうことでしょうか。スポーツトレーナーの山本利春さんに教えてもらいました。
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アクティブレストが疲労回復を早める理由とは?
みなさん「アクティブレスト」という言葉を聞いたことがありますか? 日本語に訳すと「積極的休養」。運動をして疲れたときに何もしないでいるよりも、体を軽く動かしたほうが疲労回復が早まるという、スポーツ・トレーニングにおける考え方のことです。では、アクティブレストを実践するには何をしたらいいのでしょうか?
スポーツや肉体労働を行って体が疲れているときは、筋肉がかたくなっている状態です。ここで横になってだらだらと何もしないでいると、筋肉中の酸素の量が低下し、さらに筋肉はかたくなり、コリや痛みに発展します。そうなると、なおのこと体を動かしたくなくなりますよね。筋肉を使わなければ筋力も低下し、ますます疲れやすい体になってしまうという悪循環にも陥ってしまうのです。
疲れたときにアクティブレストとして、軽い運動をこまめに行うと、筋肉が伸び縮みを繰り返し、この筋肉のポンプ作用によって、血行が促進されます。すると体内の疲労物質がどんどん排出されて、疲れがとれるのが早まるというわけです。
アクティブレストの基本的な動きはこの5つ!
「でも運動の後にまた体を動かすなんて面倒…」「でも私は運動が苦手で…」と思われた方、ご安心を。アクティブレストに必要な動きは、どんな人でも気軽に「やってみよう」と思える、簡単なものばかりです。
●伸ばす(ストレッチ)
筋肉のポンプ作用で血行改善/コリの原因「うっ血」を解消/筋肉や神経の緊張が和らぐ
●整える(ランニング・ウォーキング)
全身の筋肉を使うことで血行改善/体の隅々まで酸素が供給される/ストレス解消につながる
●冷ます(アイシング)
代謝レベルを下げエネルギーを温存/炎症の広がりを食い止める/痛みを緩和する
●浮かぶ(プール・入浴)
水圧で血行改善/入浴の温熱効果で血管が拡張/浮力で筋肉の緊張を和らげる
●ほぐす(マッサージ)
筋肉に刺激を与え、血行改善/筋肉や関節の緊張を緩和/精神をリラックスさせる
それでは、この5つの動きの中から、「伸ばす(ストレッチ)」と「浮かぶ(入浴)」による、具体的な疲れのとり方をご紹介します。
次のページでは「疲労回復を早める 裏ワザまとめ」をご紹介します。
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