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大豆製品を中心に、たんぱく質を積極的にとる
ダイエット中に不足しやすい栄養素は、たんぱく質です。
たんぱく質は、筋肉、骨、皮膚など体をつくる材料になります。
食事の後、食事誘発性熱産生によって体熱が生み出され、エネルギー代謝が高まりますが、3大栄養素の中で、たんぱく質が最もエネルギー消費量が多いことがわかっています。たんぱく質を積極的にとることで、代謝アップ効果も期待できるのです。
ダイエット中のたんぱく源としておすすめなのが、大豆製品です。
大豆からは植物性の良質なたんぱく質をとることができ、体内で女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンも含みます。
ダイエット中は、豆乳、豆腐、納豆などの大豆製品を冷蔵庫に常備しておきたいですね。
また、動物性たんぱく質は、魚介類を中心にとりましょう。青魚などには、中性脂肪を抑えるDHA、EPAが豊富に含まれています。
パンなどの小麦粉の主食よりもごはんを選ぶ
ダイエット指導でみなさんに食事内容を聞くと、パン、パスタなどの小麦粉を使った主食をとっている人がとても多く見られます。
パンは生地にバターが多く使われているため、ごはんと比べて脂質が多く含まれ、パスタも油脂がたくさん使われている料理です。
食事の主食は、小麦粉の食材(パン、パスタ、中華そば、うどんなど)よりも、ごはんを中心にしましょう。
雑穀米や五分づき玄米なら、白米よりもビタミン、ミネラル、食物繊維が多くとれます。
ダイエット中に不調を感じているなら、日々の食事の内容を見直してみてください。
カロリーよりも質を大切にして栄養バランスを整えれば、不調の出にくい健康な体になって、キレイにやせられます。
取材・文/掛川ゆり