突然ですが、みなさんは褒められたとき、すぐに「褒め言葉」を受けとれますか? 私はNO!でした。「そんなことないです」「いやいや〜、まだまだです」と答えることが多かったです。自分を認めていない状態。これは、実はある“バロメーター”になるんです!
Contents 目次
褒められたときにわかる?自分の傾向
ここでワークです! 褒められたときに「受け入れられるもの・否定したくなるもの」をできるだけ書き出してみてください。(容姿のこと、性格のこと、仕事のこと、なんでもかまいません)
例:「髪きれいだね」は受け入れられても、「細いね」は否定したくなる…など。
→このワークの解説をしていきたいと思います。
「なぜ褒め言葉でも受け取れる言葉と否定したくなる言葉があるのでしょうか」
【OKラインとは?】
これは、自分自身への評価がポイントになっています。
そして、この自分自身への評価を決めているラインを私たちは「OKライン」と呼んでいます。
「OKライン」……自分で自分にOKをあげる基準となるラインのこと。
このOKラインが「自信」に大きく影響しているのです。
プレッシャーのかかるときや苦手意識のあるものに対して、私たちは無意識の内にOKラインを設定します。自分に対する合格ラインのようなものと考えてください。
このOKラインを超えることができると、自分に「OK」「できた」=「肯定感」を感じ、このラインを超えられないと、「NO 」「駄目だ……」=「否定感」を感じます。
OKを積み重ねたものは「自信」になり、NOを積み重ねたものは「苦手」になります。
つまり、自信をつくるかどうかを左右するのは「OKライン」の高さの設定にあるのです。
このラインが、高ければ高いほど、日々“否定感”を感じる回数が多くなりますので、ストレスの原因やパフォーマンスの低下にもつながっているんです。
ですが、“OKラインの設定”は、無意識にされるので、今まで生きてきた環境や性格によって異なりますし、自分が“目標”や“欲”があるときほど、特に高く設定される傾向があります。
“高い設定”とは、“今の自分”からはハードルが高い。というだけで、“目標”や“夢”を下げましょうと言っているわけではありませんから要注意!
“理想の自分”に到達するまで、行動を起こし続けるためのエネルギーを養うため、“自信”=“自己肯定感”を育てていくことが大切なのです。
途中の過程で、人と比べてしまうと“OKライン”が上がり、自分に否定感を感じたり、一般的にはこれくらいできて当然という基準に“OKライン”が上がって、また自分に否定感を感じてしまうと、「やっぱり、私にはダメだ〜。ムリかもしれない」と心が疲れ、あきらめてしまうことが多いからです。
自己肯定感は一番のエネルギー!
“目標”を達成するために、自分が肯定感を感じることができる日々の“OKライン”をうまく立てましょう!
このワークで、“褒め言葉”を否定したくなるというのは、その“OKライン”が高くなっている可能性があります。
私が冒頭であげた例でお話しすると、「髪がきれい」と言っていただいても「たしかに髪を酷使していた宝塚時代よりはツヤがあるかも!」と自分基準の軸のときは受け取れますが、「細いね」という言葉には「元宝塚の人って、もっと細いと思われているんじゃないか…。現役の子たちはもっと細いし」と他人基準になった途端、褒め言葉を跳ね返したくなってしまします。まさにOKラインが上がっている状態ですね。
美容にも“自信”は欠かせません。
宝塚時代、どれだけ外見を着飾っても、ダイエットしても、もっともっと!とOKラインは上がり続け、私の心が満たされることはありませんでした。
それは、人と比べたり、周りから求められているであろう基準=他人軸でOKラインを設定し、日々、自分に否定感を感じていたから…。
“できない40点”ばかりを見て否定感を感じるのではなく、“できている60点”にも目を向けて、ちゃんと自分にOKをあげてから、次の地点を目指すことが大切なのです。
<ポイントは、3つ>
⒈今の自分を正確に把握する
⒉そこから、今日確実にできる最大限のところにOKラインを設定する
⒊自己肯定感を味わいながら、次のOKラインを設定していく
そうすれば、確実に“肯定感”を味わいながらも、前に進むことができます。
明日から『OKライン』を上手く使って、“自信”を育てながら“なりたい自分”に近づいていきましょう!