インドの伝統医学で用いられるヒハツ。英語名はロングペッパーで、沖縄料理にも使われます。薬や香辛料としてはもちろん、数年前から話題の“ゴースト血管の修復”に効果があると期待され、美肌や冷え対策、ダイエットにもいいのでは、と話題になっています。今回はカルディで見つけた『PLUS インドネシア産 ヒハツ (ロングペッパー)』をお試ししてみました。
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ピペリンが毛細血管を元気に
ヒハツはインド原産の香辛料で、スパイスや薬草としても用いられてきました。近年では、毛細血管が消えてしまう、“ゴースト血管”に効果的とテレビでも話題になっています。
今年発刊された書籍『死ぬまで元気でいたければとにかく内臓を温めなさい』(山口勝利、井上宏一 アスコム)では、万病のもとである“内臓冷え”に効く食材としてヒハツが取り上げられています。
温め食材のショウガと比較して、「内臓を温めるならショウガよりヒハツ。ヒハツには熱エネルギーを体のすみずみまで届ける通路となる毛細血管を元気にする成分が多く含まれているからです」と述べられています。
この成分はピペリンという辛み成分です。
ショウガと比較すると辛みはマイルドで、ただかけるだけなので、調理する手間が省けるのもメリットです。
ひと振りでエスニックな風味に
『PLUS インドネシア産 ヒハツ(ロングペッパー)』はインドネシアのヒハツで、コショウよりも濃い茶色の粉末です。香りは酸っぱいような、どことなくアジア料理のようなスパイシーな感じ。
どこかで食べたことがあると感じたのですが、沖縄そばなど沖縄料理で使われる島コショウもこのヒハツの仲間なのだそうで、味的にはなじみやすい味かもしれません。
先ほどの著書によると、1日の摂取量は小さじ1/2程度で効果があるとのこと。みそ汁やスープに入れたり、料理にかけるだけもOKです。
特に相性がいいと思ったのはラーメンでした。ラーメンにほんの少し入れるだけで、一般的なしょうゆラーメンが東南アジアの屋台の味に!
肉料理の下味に使うと臭い消しにもなり、肉を使った野菜炒めやシュウマイなど中華メニューに用いてもよさそうです。カレーにもオススメです。
これからの季節、冷え対策にうれしいヒハツ。コショウの代わりや肉料理の下味にも用いたりして、幅広く使うことができます。日常生活で使い続けると内臓の温度も上がり血管がイキイキするなど、いいことがいっぱい。エスニックテイストになるので、アジアン料理がお好きな方もぜひ。
カルディ『PLUSインドネシア産 ヒハツ(ロングペッパー)』 10g 398円(税込)
文・写真/庄司真紀