突然ですが、気持ちよく眠るためにアロマの香りを活用している人は多いですよね。人体への有効性が科学的に証明されてきている精油などの香りの活用は、積極的に取り入れていきましょう。今日は「睡眠感を向上させる香りと活用法」についてご紹介します。
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アロマの香りを活用して睡眠力 UP!
私たちは「食べものが腐っているかな?」と確認するときに、真っ先に匂いをかぎますよね? また、煙臭さを感じたら火の元を確認したり避難したりします。つまり、嗅覚と人間の本能である生命維持はダイレクトに関係しているということです。精油の芳香成分は鼻や皮膚を通じて私たちに作用をもたらしてくれますので、かいでも塗ってもOK。
夜はラベンダーやネロリ、カモミール、イランイラン、サンダルウッドなど入眠を促進する香り、朝はレモンやペパーミントなど覚醒をうながす香りがおすすめではありますが、「いい香り」と思える香りが今の自分の本能が求めている香りなので、大前提として自分が好きな香りであるということが大切なポイントです。
例えば、ラベンダーの香りは主観的な睡眠感を向上させ、不安感を緩和する作用があることが研究から明らかになっていますが、ラベンダーの香りが苦手という人にとっては逆効果ということになるため、苦手な香りをムリして使うことはやめましょう。
また、飲むとカフェインの効果で覚醒をうながすコーヒーですが、コーヒーの香りでリラックス効果を検証する実験では、グァテマラとブルーマウンテンの2種の豆の香りにはアルファ波を増やしリラックス効果があることが立証されました。ただし、豆によってリラックス作用が異なることが明らかになったため、コーヒーの香りすべてにリラックス効果があるわけではありません。
手軽にできる芳香浴は、寝床につく1時間ほど前に精油を2~3滴ティッシュペーパーやハンカチ、お湯を入れたマグカップに垂らすだけ。あとはお気に入りのナイトフレグランスをパジャマに吹きかけたり、ピローミストを枕カバーにひと吹きしたりするだけでもいいです。
ヒノキやセドロールの香りを使うと、眠りながら大自然で森林浴をしているような解放感とリラックス感が得られます。ぜひ、試してみてください。