「ぐっすり」は、「起きるたびにキレイな自分」を目指すための重要なキーワード。睡眠時間にキレイを磨く「良質な睡眠時間」を作りあげるにはていねいな「おやすみ支度」が欠かせません。睡眠コンサルタントの友野なお先生は、寝るときの「温め」は睡眠美容体質になるために取り入れたいファーストアクションだと教えてくれました。
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睡眠美容体質になるための「3つの首」+「お腹」
ある調査では、冷えをストレスと感じている人ほど睡眠に満足できていないということが明らかになっています。特に重点的に温めでいただきたいのが、「首」「手首」「足首」の3つの首。
私たちは内臓の温度である深部体温が低下することで眠くなるメカニズムをもっています。スムーズに深部体温を低下させるためには四肢が温まっていることがポイントになるのですが、大人の場合はストレスや自律神経の乱れなどで、なかなか赤ちゃんのように「眠たくなったから手足がポカポカ」とはいかないですよね。
そこで、意識的に手足を温めるための温活グッズの活用がおすすめです。
まずは「足首」。
足首は筋肉量が少ないので、一度冷えてしまうと、熱の産生が難しく、温まりにくいという特徴があります。冷えてから温めるのではなく、常に予防の意識をもって冷えないようにすることがオールシーズンマストです。就寝時には靴下を着用するよりも、レッグウォーマーのほうが足先から放散される熱を妨げないのでよいでしょう。
続いて、意外と見落としがちな場所である「手首」。
手首は、冷えを感じやすい人はポイントウォーマーを、そこまで感じない人は長袖を着るなどの対策でOKです。
最後は、自律神経と深い関係のある「首」。
ここが冷えていると自律神経のバランスの乱れにつながり、ストレスの原因になってしまうこともあるといわれているので、冷えない工夫を取り入れることが必要です。また、全身をめぐる太い頸動脈が通っているので、ここが冷えてしまうと全身が冷えて血のめぐりが悪くなってしまうことにもつながり、快眠のみならず健康にもよくありません。ネックウォーマーやマフラーなど、首まわりを温めるアイテムを活用しましょう。
さらに体の中心部である「お腹」も温めポイントです。末端の冷えを感じていない人でも、お腹をさわると冷えている場合があります。「3つの首」にプラスしてお腹も冷えないように意識しましょう。温かさと感じると、ふっと体の緊張やこわばりから開放されます。賢くおやすみ支度に温めアイテムをプラスワンして、ぐっすり眠れるための準備を整えてくださいね。