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■寒冷ストレス臭に効果あり!2大ポイント
「寒冷ストレス臭対策には、大きく2つのポイントがあります。ひとつ目は腸内バランスを整えること。2つ目は体を弱アルカリ性にすることです。そのためには、身近な食品で対策をとることができます」
では、2つの対策ポイントをくわしくみていきましょう。
<ポイント1>腸内バランスを整える
「腸にはさまざまな腸内細菌が存在しています。このなかでウェルシュ菌などの悪玉菌はたんぱく質を分解してアンモニアなどのニオイ物質を作ります。ニオイ物質は、腸の細胞粘膜を傷つけやすいと言われています。
悪玉菌を減らすには食物繊維をとり、悪玉菌の住みにくい環境を作ることで体臭予防につながります。海藻類や豆類など、食物繊維をたっぷり含んだ食品をとることを心がけましょう」
<ポイント2>体を弱アルカリ性にする
「皮膚は弱酸性ですが、体の中は弱アルカリ性に保つ必要があります。体内に酸性物質が増えると、汗のなかにニオイ成分の量が増え、体臭が強くなるからです。
体が酸性に偏る原因としては、肉類などの酸性食品のとり過ぎが考えられます。とり過ぎには注意しましょう。
アルカリ性食品の代表は、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどを多く含む海藻類や緑黄色野菜です。手軽な塩こんぶや青汁、野菜ジュースをとるだけでもアルカリ化がうながされます」
さらに五味先生は、
「冬は汗の量が少ないとはいえ、暖房の使用による冬の脱水もあるので、水分とミネラル補給が重要です。塩こんぶはそのままゆっくり食べることで唾液が分泌され口臭の軽減にもなります。消臭効果が期待できる緑茶のお茶うけとして一緒に食べれば水分とミネラル補給になります。さらに、アルカリ性食品の梅干しと塩こんぶをお茶に入れれば、体臭・口臭予防に。手軽にできるニオイ対策といえます」
と、冬を快適に過ごすアドバイスをしています。
ニオイの対策には、食事の見直しも効果的ということがうかがえますね。
肉類ばかり食べていたな、など思い当たる節がある人は、寒冷ストレス臭対策のためにも、体のためにもとりいれる食材を意識してみてはいかがでしょう。
文/FYTTE編集部