海外で花粉症にいい食べ物として知られる「ポーレン」。ヨーロッパなどで古くからある自然食品ですが、ポーレンとは何かというとまさに花粉(!)なのです。花粉を食べるというと、花粉症になってしまいそうですが、じつはその花粉とは別のもの。今回はカルディで見つけたフランス国内シェアNo.1の『ルンドミエル ポーレン』を食べてみました。
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栄養豊富な“完全食品”
ミツバチが花々をめぐって花粉を集め、その花粉をハチミツで団子状にして固めて巣に持ち帰ったものがビーポーレン。
主にヨーロッパで親しまれている健康食品で、完全な食品といわれるほど栄養価が高く、ローヤルゼリーの原料になるものです。
150種類もの栄養を含み、人体に必要不可欠な必須アミノ酸、ビタミンやミネラルが豊富。
古くは古代エジプトや中国、古代ギリシアでも文献に登場している歴史的な食べ物であり、あのクレオパトラも愛用していたといわれます。
カルディで見つけた『ルンドミエル ポーレン』はスペイン産のポーレンで、フランスでのシェアが1位という人気商品。
ポーレンは価格的には数千円など高いものが多いですが、こちらは千円台と手頃な価格です。
花々の甘みがさわやかな味わい
花粉とはいってもパウダー状ではなく、粗いインスタントコーヒーのような形状です。黄色や茶色など濃淡があり、さまざまな色の花粉が入っています。
最初、味はしなくて、若干粉っぽさがある感じです。次第に甘みが広がり、フローラルな香りも楽しめます。甘みは抑えられた甘みで、パサっとした食感とともに甘みのない和三盆のようなイメージです。
シリアルに混ぜたり、ヨーグルトにかけたりして食べるのが一般的。ほんのり甘いので、スムージーや果物ソースにも合いそうです。
もちろんそのまま食べてもOKです。食べなれない場合は少しずつ食べるのがいいそうです。
ヨーロッパでは美容だけではなく、アンチエイジングや活力の維持にも重宝されているとのこと。
また貧血予防や更年期障害にも良いとされ、女性にうれしいスーパーフードです。ほんの少しの量を数日続けて食べてみましたが、肌に効果的なのはすぐに感じられました!
体質に合えば、ちょっとツラいときに頼れる、薬のような食べ物になるかもしれません。
カルディ ルンドミエル ポーレン(花粉) 125g 1,296円(税込)
文・写真/庄司真紀