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口臭&歯周病予防にオリーブ油!? 歯磨き後にクチュクチュでOK!医師も実践「オリーブオイルうがい」
多岐にわたる健康効果が明らかになってきたエクストラバージンオリーブオイル。お口のケアにも役立つものということをご存じでしたか? オリーブオイル健康ラボによると、クチュクチュとうがいをするだけで口臭予防、ひいては歯周病予防になるそうです。「エクストラバージンオリーブオイルうがい」を実践されている医師の池谷敏郎先生の方法をまとめていきます。
Contents 目次
お口のニオイにもオリーブオイル
焼肉やイタリアンのニンニク臭、アルコールの臭い。翌日まで持ち越したくないですね。
そんなお口のニオイに効果的なのが「オリーブオイルうがい」です。
血管の名医、池谷敏郎先生も実践している方法です。
「歯磨きをして一度口をゆすいだ後に、オリーブオイルをそのまま口に含んで、クチュクチュっとするだけ。これだけでかなりしっかりした口臭予防になります」(池谷先生『オリーブオイル健康ラボ』コラムより)。
オリーブオイルが口臭にいいのは、口内細菌の繁殖を抑制するため。菌の住処がオイルでコーティングされたような状態になり、菌の増殖が抑えられるそうです。
そのため口臭だけでなく、口内炎や歯周病の対策にもいいといいます。
「『オリーブオイルうがい』の静菌作用は、傷ができたところに菌が増殖してできる口内炎の改善にも役立つ可能性があり、歯周病対策としても期待できます」(池谷先生『オリーブオイル健康ラボ』コラムより)。
歯周病予防で血管系の病気のリスクを下げる
「歯周病を防ぐということは、ひいては突然死の予防にもつながります」と池谷先生。
歯周病は口内だけでなく、全身の病を引き起こす病気であることが知られています。
「菌は歯周ポケットから血管に入り込み、全身に毒素をめぐらせ、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中といった病気を引き起こす可能性が高いと考えられています。
実際に動脈硬化を起こした患者の心臓の血管壁から、歯周病が見つかった人が約30%もいることが調査で明らかになっています」。
『オリーブオイルうがい』は歯周病を予防しながら、病気のリスクも下げることができるんですね。
オリーブオイルうがいの方法
(1)歯磨きをする。
(2)エクストラバージンオリーブオイルを口に含む。少量の水を一緒に口に含んでもよい。
(3)エクストラバージンオリーブオイルをクチュクチュと動かして、口内にまんべんなく行き渡るようにする。うがいしたオイルはを吐き出してもいいし、飲みこんでしまってもいいです。吐き出す場合にはティッシュなどに包んでゴミ箱へ捨てると、排水口を汚さずに済みます。
朝晩の新習慣に、歯磨き後には、「オリーブオイルうがい」。
マウスウォッシュの要領で手軽に口臭対策ができます。口臭対策に加えて、全身の病気リスクも下げる可能性も。
マウスウォッシュの味が苦手な人にもオススメな口内ケア。
家にあるオリーブオイルを使ってさっそく始めてみましょう。
文/庄司真紀