はっきりとした「病気」ではないけれど、「なんとなく不調」。体が重くて疲れがとれない、頭痛や肩こり、冷え、便秘etc. そんな状態を抱えていると仕事や家事の効率も悪くなり、何よりツラいのをガマンすること自体がストレスになって悪循環ですよね。ところがなかなか改善策が見つからず、つい「ガマン」というツラい対処法しかないこともしばしば......。そんなお悩みに、思わず「あるある」とうなずいてしまう人たちにぜひお伝えしたいのが、2017年3月29日に開催された株式会社メタボリック主催のメディアセミナー。「"酵素"と"酵母"を知る」というテーマで、「なんとなく不調」にお困り中の女性を助けてくれる糸口になりそうな最新情報が登場したのです。早速、その概要をお伝えしていきましょう。
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実は、美容と体内環境には関わりがある
メディアセミナーにて、昨今増えているという「なんとなく不調」の現状を解説してくれたのは、M’sクリニック南麻布の院長を務める伊藤まゆ先生。伊藤先生は消化器外科医と美容療法の経験を元に体の内外からアプローチする抗老化医療をコンセプトにした診察を行う中、美容目的で来院する女性たちのお悩みも、体内環境と深く関わっていることを実感していると言います。
「“シミを消したい”、“シワをなくしたい”など、お肌のお悩みの患者さんのカウンセリングから、共通点として“慢性的不調”が根本にあることが多いのです。
肝臓に負担がかかると解毒力も弱まり、むくみやだるさが起きるように、表面(肌)の問題は実際、内側に原因があることがよくあります。全体的にその傾向が若年化しているのが問題です。
表面(肌)の状態をよくすることで気持ちが明るくなるなどの効果も大きいですが、美容も含むさまざまな不調を根本的に解決したいのであれば、積極的に体の内部に目を向けたケアを取り入れていく必要があります」
めぐりを良くして代謝サイクルをスムーズに
シミやシワなど美容面のトラブルを抱えている人も、地続きで「なんとなく不調」の該当者だということのよう。
「そういった不調を抱えている人は、体内の“めぐり”が悪い可能性が高いでしょう。排泄や解毒がきちんと行われていくことで、エネルギーを生む代謝や細胞の再生もスムーズに行われます。また免疫力も高まります。
以前より、蓄積された体内の汚れを積極的に出そうという“デトックス”は注目を集めていましたが、その多くは体を温める方法や腸内洗浄など、いわゆる一時的に体内の浄化を謳うものです。しかしせっかくデトックスするなら、停滞そのものを解消し、体内がキレイな状態を維持したいもの。
これからは、めぐりをよみがえらせ、代謝サイクルをスムーズに戻すという“デトックス・プラス”という考え方を目指したいですね」(伊藤先生)
代謝機能は加齢によっても低下するもの。不摂生をしていなくても、いつの間にかめぐりが悪くなっていたなんてことも珍しくないようですから、今「なんとなく不調」を感じていなくても、先回りしてデトックス・プラスを実践しておくのもよさそうです。
美容面も含む「何となく不調」を解決する酵素と補酵素
「そのデトックス・プラスに役立つのが、酵素と酵母です。酵素とは体内に存在する物質で、特に代謝サイクルと密接に関わります。体内の酵素の種類は5,000種類以上ですが、食品などから取り入れることができる酵素とパートナーである補酵素を外から取り入れると、体内酵素の生成をサポートするという性質を持っています。それらをじょうずに補い、めぐりを整えていきましょう」
それでは具体的に、何を口にすれば? という疑問を解決するのは、次に登壇した管理栄養士の白石先生が提唱する「足し算発想の食生活」。白石先生は「バランスの悪い食生活は代謝によるめぐりのサイクルを乱してしまう原因」と語り、醗酵食品や野菜など、酵素を多く含む「消化を助ける食品」を積極的にとるべきだと提案。さらに補酵素として働くビタミン群の重要性も指摘されていました。
3つの「カラダめぐり成分」配合のサプリメント
そんな背景から生まれたサプリメントが、メタボリックの「イースト×エンザイム ダイエット クリーンプラス」。新陳代謝をサポートしてくれる酵素に加え、補酵素として働くビタミンB群豊富な酵母、そして3つの「カラダめぐり成分」が配合されているのが大きな特徴です。カラダめぐり成分に厳選されたのは、薬膳の分野でも水分すっきり食材としてよく知られる「コーンシルク(とうもろこしの髭)」、むくみ解消に役立つハーブ「メリロート」、そして血流を促すコショウ科の「ヒハツ」。
材料のハーブティを試飲!
会場ではそれらの材料を煮出したハーブティが配られ、FYTTEスタッフも「どんな味?」と、恐る恐る口の中へ……。ほのかに甘い後口のものもあれば、いかにも薬といった風味のものもありましたが、うーん、なるほど。どれもすっきり風味で、単品でも体内がキレイになるような印象の爽やかさ。
さらに酵素のほうは、野草を始めとした100種類以上(!)の植物発酵エキスが入っているという、その数にもびっくり。
一般的に野草の力を取り入れようと思うとどうしても漢方になってしまうところを(飲みにくいものが多いですよね)、植物エキスにするという工夫で手軽に取り入れることが可能になったのだと言います。
また、「活性型酵素」という形の、穀物発酵エキスもブレンドされているそうで、これを食事でとるのはまず不可能でしょうから、サプリという形にしてくれたことに思わず拍手してしまいそうになりました。
驚くほど多彩なアプローチで、体のめぐりをサポートしてくれるサプリメントは、不調を感じている人だけでなく、ダイエットをはじめとするボディコントロールに励んでいる人たちの強い味方にもなってくれそう。より軽やかにアクティブに過ごしたい人は、ぜひチェックしてみて。
監修
伊藤まゆ
M’sクリニック南麻布院長。聖マリアンナ医科大学病院、関連病院にて消化器・一般外科勤務。その後『メディアージュ銀座クリニック』勤務、『メディアージュ青山通りクリニック』院長を経て『M’sクリニック南麻布』開院。
白石香代子
管理栄養士。Health Delight Support代表。パーソナル栄養指導、レシピ制作、企業向けコンサルティング業務など、食と栄養に幅広く携わる。中国での料理教室開催、料理ライブ出演、食育講演会講師の経験から、2015年より協和医院にて在日中国人の栄養指導も実施。
文/木下頼子