足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足裏研究家の鈴木きよみさん。前回は更年期症状と不眠症に悩むモニターKさん(51歳)が実際に足相診断をしてもらい、体調に合わせた足刺激方法を教わりました。その後約3週間続けた足刺激で体調がどのように変化したのかをお聞きしました。
Contents 目次
3週間で足相がこんなに変わった!
⇒前回の記事(足相カウンセリング実録編! 更年期のツラい不調や不眠症を足裏から解消する方法)はこちら。
さっそく足相変化をきよみ先生にみていただきましょう。
【前回の足相】
きよみ先生:「全体的に色がくすんでいて血行の悪さがみられます。また、大脳の反射区がある親指は、触れるとぐにゃっとして力が入りにくく、本来の生命力が発揮できない状態だと感じました。」
では、3週間続けたあとの足相はどうなっているでしょうか?
【今回の足相】
きよみ先生:「前回と比べて、足裏全体にツヤがあり血色もよくなりましたね! 特に弱点だった子宮の反射区があるかかとも、ピンク色になっています。全身の血行がよくなったのだと思います。消化器の反射区がある土踏まずの部分も、以前の青白さがなくなっていますので、便通などもよくなっているのでは?と思います」
そして注目すべきは親指の状態だそうです。
きよみ先生:「力が入りやすいしっかりした親指の印象になっていますね! 本来のKさんらしいパワフルさを引き出すには、親指への刺激をぜひ継続してみてください。しっかりともみ続けてほしいですね」
わずか3週間で、足裏の印象がかなり変化していましたね! Kさんはきよみ先生に教わった足刺激方法を、ご自宅でどのように行ったのでしょうか?
Kさん:「夜寝る前の23時ごろに、ベッドの上で片足10分くらいかけて足刺激をしています。すべりがよくなるのでオイルをつけて、左足を刺激してから右足の順番で行いました」
足全体を刺激するときや、足刺激によってしっかりと老廃物を流したいときは、Kさんのようにオイルをつけてすべりをよくしておくと効果的ですよ!
子宮の鈍痛が和らいだ「かかと」への刺激
不調を示すところは老廃物がたまっていたり、痛みを強く感じたりするといわれています。実際に自分で足刺激を行ってみたときの、足裏の感覚について教えてください。
Kさん:「初めのころは足裏全体にゴリゴリとした感触がありました。特に足裏真ん中あたりにある胃腸の反射区と、かかとにある子宮の反射区のところは痛みが強かったですね」
Kさんは特に子宮トラブルの起きやすさをきよみ先生に指摘されていたので、かかとへの刺激をしっかりと行ったそうですね。
Kさん:「じつは最初のうちはかかとの部分をツボ押し棒で押しても、何も感じないくらい鈍感だったんです。毎日やり続けるにつれて、かかとがやわらかくなってきて、刺激をしっかり感じるようになってきました」
子宮内膜症や子宮腺筋症の持病もあるKさん。もともと2日に1度は鈍痛を感じるそうでしたが、その後痛みに変化はありましたか?
Kさん:「鈍痛を感じる日が、週に1~2回にまで減りました。痛みも和らいできています」
ツラい症状から少しでも解放されてきたのは、足刺激のうれしい効果といえそうですね!
一番実感した効果は「よく眠れるようになった」こと
Kさん:「足刺激をはじめてから1週間ほどで、夜の寝入りがスムーズになっていることに気がつきました。いつもなら夜になると脚のむくみがひどく、だるさで眠れないことが多かったのですが、それが軽くなったんです」
お悩みの不眠症は、生活リズムの乱れが原因とのことでしたが、その後いかがですか?
Kさん:「いつも大体同じ時間に足裏のマッサージをして就寝する、という習慣のおかげで生活リズムも整ってきました。眠りの質がよくなったせいか、疲れがたまりにくくなり日中もラクに過ごせるようになったと思います」
足刺激の習慣をとり入れたことで、毎日の生活にもいい変化が起きているようですね! 体内時計が整うことで不眠が解消したのは、きよみ先生のアドバイス通りでした。
Kさん:「疲れると胃腸の調子を崩しやすかったのですが、回復が早くなった気がします。便通もよくなり、そのせいかぽっこりお腹がすっきり! スリムになれたのもうれしい変化です」
これからはじめてみたいな、と思っている人に、足刺激の魅力を教えてください。
Kさん:「足裏刺激の効果はじわじわと効いてくる感じです。今では毎日足裏を押さずにはいられないほどです!」
心身共に変化があり、足裏刺激がやみつきになった様子のKさん。悩みの種だった更年期症状や不眠が解消されてきたのは何よりですね!
最後にきよみ先生からのアドバイスです。
きよみ先生:「不眠症が解消されてきたことで、全身の体調がよくなってきているようですね! 足刺激で足裏がやわらかくなると、心もやわらかく変化します。忙しい毎日やさまざまな環境変化のもとでも、疲れやストレスに翻弄されず自分らしさを発揮できるようになれるはずです。ぜひこれからも続けてみてください」
足から健康を手に入れたい人は、一緒に足刺激をはじめましょう!
取材・文/牧内夕子