ただでさえ年度末で忙しいこの時期に、花粉やコロナウイルスなど、たくさんの要因が重なることで自分の生活のペースを乱されてイライラ…ストレスがたまっている人も多いのではないでしょうか。小さなことでもカッとなってしまい、家族や部下、後輩に強く当たったあとは「何をやっているんだろう」と自己嫌悪。そうならないためにも、怒りをコントロールするための術を身につけませんか? きっと、自分もまわりも気持ちよく過ごすことができるはずです!
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イライラ癖をなくしたい! 怒りをコントロールする6つのテクニック
日本アンガーマネジメント協会の安藤俊介さんによると、怒りのホルモンであるアドレナリンの影響を最も受けると言われているのは、怒りを感じてから最初の「6秒間」。
この6秒間の間に行動してしまうと、相手を攻撃したり、反論してしまうなど後悔することが多くなってしまうのだとか。
この6秒間を乗りきってストレスを減らすためには、怒りをコントロールするための6つのテクニックをおさえましょう。
<「怒りをコントロールする6つのテクニック」をcheck!>
怒りにくい体質へ変わっていく「アンガーログ」のやり方
イライラしてしまう、怒りを感じてしまったとき、止まらない感情の裏でコントロールができない自分を悪者のように感じてしまうことってありませんか? ですが、これは単に怒りを鎮めるやり方を私たちが習ってこなかったからだと言います。
「怒りのメカニズムを知り、とり扱い方を学ぶ、アメリカ発祥の〝アンガーマネジメント〟というメソッドがあります。軽犯罪を犯した人の更生プログラムなどを目的に約40年前に生まれたもの。今では一般にも浸透して、小学校でも怒りについて学ぶ授業があるんです」(日本アンガーマネジメント協会 安藤さん)
そこで、怒りにくい体質になるために実践したいのが「アンガーログ」。その名のとおり、怒りを記録していくことで怒りのパターンや傾向が見えるようになり、根本的に怒りを減らすことができるようになります。
さらに、アンガーマネジメントを行うとイライラから自分を解放する以外にもメリットが…。
正しく怒れる人は使わない「怒りのNGワード」
怒りをコントロールできるようになりたい、とはいえ、ときには怒ることが必要とされる場面もありますよね。
『ここは怒るべき?』と迷ったら、その人に怒ることが自分にとって重要なのか、そこで怒らなかったら、あとで後悔しないかを考えることが大事。ただし、『怒らない』と判断したのに、その状況を見続けるのはNG。電車でマナー違反の人を注意せずに見続けるようなケースがそうです。関わらないと決めたら、その人を見るのもやめるということです。
そして、怒るときにしてはいけないことが「相手を責めること」。
自分ではそのつもりはなくても、“NGワード”を使用することで必要以上に相手を責めてしまっているかもしれません。
誰にだってイライラしてしまうときがありますが、感情任せに怒ってしまうことで相手を傷つけたり、自分自身が後悔して落ち込んだり、人間関係にも亀裂を与えかねません。不必要な怒りはじょうずにコントロールして、ときには相手を想いながら正しく怒る。自分もまわりもストレスフリーに過ごせるように、ぜひアンガーマネジメントを生活にとり入れてみてください!
文/FYTTE編集部