「あの人ってなんだか幸せそう」「あの女性は愛で満ちあふれている雰囲気がある」などと感じる女性、周りにいませんか? そんな雰囲気に包まれた幸福感いっぱいの女性になるには、「オキシトシン」というホルモンを味方につけることが必要なのだとか。いったいどうすればそのホルモンがあふれ出るようになるのか、睡眠コンサルタントの友野なおさんに教えていただきました。
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幸せホルモン「オキシトシン」とは?
幸福レベルが低いといわれる日本ですが、皆さんは今、幸せですか? 別名「愛情ホルモン」や「幸福ホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」は、脳の疲労を癒やし、精神を安定させて、幸福感で心を満たすため大切なホルモンです。
また、オキシトシンは他者との信頼や絆を深めたり、社交性を高めたりするともいわれています。さらにうれしいことに、オキシトシンが分泌されると元気ホルモンであるセロトニンも活性化されることが明らかになっており、2つのホルモンによる働きでダブルハピネス効果が得られるというわけです。では、すぐにできる幸福ホルモンを味方につけられるメソッドを3つご紹介します。
オキシトシンメソッド1「共感し、感動の涙を流す」
涙には副交感神経を優位にさせる働きがあるため、涙を流すことで緊張や不安が緩和され、リラックス感を得ることができます。
しかし、どんな涙でもいいというわけではありません。張り詰めた心をラクにしてくれるのは、共感から生まれる感動の涙。感動して流す涙には、オキシトシンの活性化を促すとともに、副交感神経の働きを後押ししてくれる作用があり、睡眠の質向上にも一役買ってくれることが期待されます。
週末など時間のあるときに、映画や舞台を鑑賞したり、ゆっくり読書をしたりして「共感する心」から「感動の涙」を流してみてください。大人なのに恥ずかしいなんて思わずに、ガマンせず思い切り5分以上、号泣しましょう。
オキシトシンメソッド2「親切にする」
人の役に立つことで幸福感を感じられる力が備わっているのが人間です。「その人のためにと思って行ったことで、結果自分がとても幸せな気持ちになった」という経験、ありませんか?
人に親切にした瞬間、私たちの脳内ではオキシトシンが分泌され、心が満たされます。どんな些細な親切でも構いません。電車の中で席を譲る、困っている人に声をかけ手を差し伸べる、奉仕活動に参加する、プレゼントを贈る、手料理をふるまうなど、できることから積極的に行いましょう。
オキシトシンメソッド3「グルーミング」
「グルーミング」とは「触れ合い」のことをいいます。皮膚感覚を通してのコミュニケーション全般を指しますが、声を聞くだけでもオキシトシンが分泌されるともいわれています。
誰かと一緒に住んでいる場合は精油をつかってハンドマッサージをし合ったり、背中や肩、頭などをポンポン軽くたたき合ったりしてみてください。それ以外には、飼っているペットと触れ合ったり、仲間と交流したり、好きな人に電話したりなどを行うのがおすすめです。
オキシトシンを味方につけて、さらなる幸せにどんどん近づいていきましょう。