コロナ禍でがらっと生活様式が変わった2020年も終わり、2021年になりました。家にいる機会が増えて食費などのお金の使い方が変わったり、ボーナスが減ってしまったりと、今までと自分のお金事情が変わったという人も多いのではないでしょうか。結局去年も貯金が全然できなかった…今年こそ!という人のために、貯金を始めるために気にしておきたいポイントをお金の専門家の横川楓さんに教えていただきました。
Contents 目次
何よりも大事! お金の管理を習慣化!
お金を貯めていくうえでまずいちばん重要視しないとならないのは、自分の収支をきちんと把握することです。お給料の金額はそこまで毎月前後しませんし、いくら入ってくるかはあまり変動がないかもしれませんが、家賃や光熱費などの固定費と違って、食費や消耗品などにいくら使っているかというのは日々変わるもの。何にどのくらい使っているかを意識していないと、使い過ぎやどのくらい貯金をすることができるかにも気づくことができません。自分のお金を管理してはじめて、削れる部分や貯金に回せる金額を知ることができます。
きちんとした家計簿のようなものをつけなくても、簡易的なメモでもいいですし、後ほど詳しくお話ししますが今は家計簿アプリなど、さくっとお金の管理できるツールもそろっています。まずはお金の管理を習慣化しましょう。
自分なりの貯金ルールを決める
貯金をしていくにあたっては、モチベを下げず、自分が無理せず続けられる範囲で貯金をしていくということが大切。月数万という大きな目標を掲げるのもいいのですが、貯金に必死になるあまりリアルな暮らしがきつきつになってしまったりすると、貯金に対してマイナスな感情になってしまいがち。友だちの結婚式や趣味のイベントなど、ほかの月より多くお金を使うことが決まっている月は少し貯金額を減らしたり、決まった金額を毎月貯める余裕がないときは、貯める金額を流動的にしてでもとりあえず毎月貯金を貯めるようにしたり、より貯金をしていきやすい自分なりのルールを決めてみてください。
お金の管理&貯金のために知っておくと便利なアプリ/サービス
今ではスマホ1台あればお金も貯金も管理できる便利な時代です。収支の管理をするという意味では、家計簿アプリはとてもラク! 銀行口座やクレジットカードの情報を連携して自動で情報が反映される「マネーフォワード ME」のようなものもあれば、ぱぱっと好きなタイミングで入力することで管理することができるものもあります。いろいろな種類があるので、自分が続けやすい家計簿アプリを見つけてみましょう。
また、「finbee」や「しらたま」という貯金アプリもとても便利。積み立ての定額貯金だけでなく、特定の場所にいったらお金が貯まるチェックイン貯金や、決まった歩数によって貯まるウォーキング貯金などいろいろな貯金の方法を試すことができます。対応の銀行などが限られていますが、ぜひチェックしてみてくださいね。
1月は1年の始まりとして区切りがいいタイミング。自分のお金周りを整理して、すぐにでもお金を貯められる環境を整えていきましょう!
イラスト/うつみ ちはる