2021年が始まって、もうすぐ1か月が経ちますね。今さらながら過去1年を振り返ってみて、自分自身に何か変化はあったかな…と考えてみたところ、プラスチックに対する考え方が大きく変わったのではないかなと思うに至りました。体型はさしてスマートになってはいないものの、私なりの「プラスチック・スマート」は少しずつ実行できてきた気がします。私が実践してみて、“むしろラクで便利だ”と感じたものをご紹介します。
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自分はポイ捨てしていないし、ペットボトルはリサイクルしている、と思っていても、“2050年には海洋プラスチックごみの重量が、魚の重量を超える”といった話を聞くと、やはり人ごととは思えません。近所の川にビニール袋が浮かんでいるのを橋の上から見つけても拾うのは難しく、これがいずれ海に…と思いますし、風が強い日に子どもに渡したあめの包み紙がうっかり吹き飛ばされて…ということだって、正直、あります。
「プラスチック・スマート」というのは、海洋プラスチックごみを減らすために環境省が実施しているキャンペーンの名称で、プラスチックと賢くつき合う方法、といった意味だそうです。身近な生活からプラスチック製品をすべてなくすのは難しいとしても、できるだけ、買わず、持たず、捨てず、ほかのもので代用し…といった、いくつかの方法を組み合わせることで、自分なりの「プラスチック・スマート」な生活はできそう。
という感じで、ゆる~く実践してきた自分なりの「プラスチック・スマート」の中で、私自身が、プラスチックを使っていたときよりも便利だな、ラクだな、と特に感じたのは、次の4つでした。
1、ペットボトル入り炭酸水を買わない
サンペレグリノが大好きだと、以前書いていた私。その気持ちは変わりませんし、硬水の炭酸水は家では作れないので未練はあるのですが、飲んだあとのペットボトルの量が半端なかったんですよね…。思い切って炭酸水メーカーを買ってみたら、やっぱり便利。ゴミが出ないし、いろいろな強さの炭酸水が飲めるし。ただし、外では飲めないのですけれどね。
2、プラスチック製のラップ類を使わない
常温、冷蔵品については手作りみつろうラップ(写真右)を使います。お皿のふたとして役立つのはもちろんのこと、おにぎりも、野菜も包めます。湯せんや冷凍などが必要な場合や、お肉などの下味つけではシリコン製の密閉保存バッグが登場。だいたいこの2種類で、ラップの代用ができちゃいます。今まで買いおいたラップ類は、防災グッズのひとつとしてしまっていますが、少なくとも買い足すことはなくなりました。
また、ご飯などをレンジで温める場合は、ひと回り大きなお皿をふたのようにしてかぶせてラップの代わりにしています(とり出すときは熱いので要注意!)。
そうそう、ひとつだけ…。シリコン製の密閉保存バッグでサラダチキンを作り、粗熱をとっていたところ、飼い猫にかぎつけられ、むざんにも引き裂かれることに…。泣く泣く買い直しましたが、以後、気をつけたいと思います。
3、プラスチック容器をガラス製の容器に変える
プラスチックの容器は軽くて手軽でよいのですが、週に1度はカレーを作るわが家としては、ニオイが残るのが気になっていました。ガラス製の容器は、ニオイうつりがまったくしないので重宝しています。
4、ビニール袋の再利用
当たり前といえば当たり前のことなのですが、ていねいに開ければビニール袋として再利用できるものって、案外あるものだと改めて感じます。食パンの袋だとか、おせんべいやクッキーの外袋、インナーなどが入っていた袋など。大きなお米の袋はゴミ箱の中袋になりますし、かつおぶしなどの袋にはジッパーもついていて、ペットのトイレの始末をするときなどになかなか役立っています。
まだまだ、やってみたらかえってラクだった!ということはありそうです。これは「手放したらラクになる」みたいな発想にもつながるのでしょうか。変化は自分の起こした小さな波から始まることを意識しながら、変わってゆくことを楽しむ1年にしたいなと思います。 (編集まりりん)
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