去年の初夏から生ごみコンポストを始めた私。秋口になり、ようやくコンポストに、いい感じで野菜くずがたまり、ほったらかす(=発酵させる)こと20日間。それから土に埋めまして…、寒い寒いとベランダにマメに顔を出すこともなく約2か月。さて、土は、できたかな?
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以前、このコーナーの「園芸女子に憧れる!けど、まずは土から作ってみたい…」という記事で書かせていただいた通り、去年、土作りを始めてみました。やり方を軽~くおさらいしますと、野菜のくずや細かくくだいた卵の殻などをコンポストに入れ、生ごみ1㎏ごとに「BM菌体」という、生ごみの発酵を促進してくれる土のようなものを入れ、毎日、容器の下にたまった水を抜き、ということをくり返していくんですね。
くず野菜をいちいち細かく切るのがめんどうくさいなーという日もあり、「もういいや!」と食べてしまったり、「もういいや!」と捨ててしまったり、まあいろいろありましたが、5か月ほどかけて、生ごみがコンポストの8割くらいまでたまりました。
重さを測ったら7.7kg! ここから容器の重さと「BM菌体」の重さを差し引いても、7㎏弱といったところでしょうか。生ごみはできるだけ水気を切り、乾燥させてから入れていますし、水分も抜いていますから、けっこうな量がたまったのだな、という感覚です。
さて、コンポストにたまった生ごみは、冬場は2週間~20日程度、そのままにして発酵させます。その後、いよいよ土に埋めます。
埋めますと言っても、わが家のベランダには鉢どころか土ひとつありません。正直にお伝えするのはやや恥ずかしいのですが、園芸用の土を買ってきて、深めの段ボールの底を二重にし、〈土→発酵した生ごみ→土〉と入れていくことにしました。
下の写真が、おそらく発酵したと思われる生ごみです。何しろ正解がわからないので、「これでいいのか?」「これで合っているのか?」と、いちいち挙動不審になります。
コンポストに入れているのは野菜くず、きのこの軸、そしてコーヒー殻、ときどき卵の殻という感じだったので、夏場の発酵だったにもかかわらず虫がわくことはありませんでした。ただ、段ボールに移すときは、やはりけっこうニオイがありましたし、入れ替えたあとのコンポストを水洗いするのが大変でした。
考えてみれば、底にたまった発酵生ごみはそのままにし、上からBM菌体をかぶせ、新しく野菜くずを入れ始めればよかったのかも…。
さて、新しい年が明け、バタバタしているうちに1月も過ぎました。
ときたま怖いもの見たさで土をかき混ぜることはあっても、ほとんど放っておいた私の生ごみ。どうなっているのでしょうか。
上にかぶせた園芸用の土をのぞくと、黒っぽい土が出てきました。シャベルですくった枯れ葉っぽいものは、よくよく観察すると、卵の殻のようでした! 発酵したときに感じたニオイはまったくなく、ただただ、土の香りがするばかり。生ごみが「土に還る」、不思議なものです。
さあ、これでさっそく何を育てようかな!と言いたいところですが、肥料となったこの土たち、ご実家が家庭菜園をされていて、いつも収穫物をわが家に分けてくれるお隣さんに、まずはお譲りする予定です。少しは足しになるとよいのですが…。(編集まりりん)
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