テレワークやリモートでの作業が続き、健康増進や運動不足解消のためにスポーツを始める人、再開する人も多いのではないでしょうか? スポーツをするときに欠かせないのがスポーツウエアですが、ニオイ汚れやシミを落とすためには、洗濯機に入れる前にいくつかポイントがあるのです。そこで今回は、運動後のスポーツウエアの洗い方を詳しくご紹介していきます!
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しつこいニオイ汚れには「つけおき洗い」がおすすめ!
スポーツウエアは、汗や皮脂汚れ、ニオイ汚れがとくに気になります。通常以上に汚れが多く付着し、菌も増殖しやすくなり、ニオイが発生しやすい状態になっているため、洗ってもクサいと感じることも。まずはため込まず「こまめに洗濯すること」が重要です。
さらに、ニオイ汚れに対する効果が高い洗剤を使用するのも、気持ちよく使い続けるためのポイントです。そんな汗や皮脂によるしつこいニオイ汚れには、「つけおき洗い」が有効です。
【Step.1】濃い目の洗剤液をつくる
洗濯桶に、衣類が浸る程度(5L程度)のぬるま湯(40℃以下)と洗剤(トップ スーパーNANOXなど)を水量30Lで洗濯するときの量を入れ、液体酸素系漂白剤(ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル)を適量入れます。
*酸素系漂白剤が使用可能かどうか洗濯表示で確認しましょう。
【Step.2】衣類を入れて、30分~2時間つけおきする
洗剤液に衣類を浸し、汚れやニオイの程度に応じて30分から2時間、つけおきします。濃色の衣類は色落ちすることもあるので、目立たない場所で確認してから行いましょう。色落ちの確認は、液体洗剤を別の白い布につけ、衣類の縫い目などの目立たない部分をたたいて、布に色が移らないかどうかを調べます。
【Step.3】洗剤液ごと洗濯機で洗う
つけおきした衣類と洗剤液をそのまま洗濯機に入れ、ほかの衣類も一緒にふだん通りに洗濯します。
ファンデーションや日焼け止めの落とし方
ファンデーションや日焼け止めなどの「油溶性のシミ」は、洗濯機をまわすだけでは落ちにくいものもあります。洗濯機で洗う前にひと手間掛けるのがポイントです。
【Step.1】(軽度な汚れの場合)液体洗剤を衣類に塗布する
液体洗剤を汚れに塗布してください。染み込みにくい場合は、塗布後にキャップの底で軽くたたいて洗剤をなじませます。その後、洗濯機で通常通り洗濯します。
【Step.2】(ガンコな汚れの場合)たたき洗いをする
汚れ部分を洗剤液の中に浸した状態で、手やスポンジの柔らかい面でやさしく「たたき洗い」して、ある程度汚れを落とします。その後、洗濯機で通常通り洗濯します。
スポーツ後の靴下は「裏返し」で洗うのがポイント!
スポーツをしてたっぷり汗をかいた靴下は菌が増殖しやすくなります。また、洗濯をしていても、じょうずに洗わないと、汚れや菌が残ってしまいニオイが発生しやすくなるので、洗濯で「汚れや菌をしっかり落とすこと」と「菌を増殖させないこと」の対策をとりましょう。
【Step.1】早めに洗う
ニオイの原因である汚れは、洗濯するまでの時間が長いほど、とれにくくなります。さらに、湿ったまま長時間置いておくと、菌が増殖してニオイが強くなることもあります。はいた靴下はためこまず、こまめに洗うのがニオイをおさえるための第一のポイントです。
【Step.2】裏返して洗う
汗や皮脂、角質など、ニオイの原因となる汚れは、主に靴下の内側に付着しています。靴下を裏返して洗うと、洗剤液の水流や他の衣類との擦れによる機械力が直接当たるため、すっきり落としやすくなります。「靴下を裏返しで洗濯カゴに入れると、洗うときに面倒!」という声も聞かれますが、じつはニオイ対策としては正解なのです。ただし、泥などの目立つ汚れが表側についている場合には、靴下を表にして洗いましょう。
【Step.3】除菌または抗菌効果のある洗剤、漂白剤、柔軟剤で洗う
靴下のニオイをおさえるカギは、菌の働きをおさえることにあります。抗菌作用のある洗剤や漂白剤は、ニオイ対策の強い味方! 柔軟剤も、消臭・防臭効果があるものがおすすめです。
【Step.4】洗濯後はすぐに干す
せっかくきれいに洗っても、濡れたまま放置していれば、またジワジワと菌が増殖してしまいます。洗濯後はすぐに干しましょう。
運動後のスポーツウエアや靴下などは、洗濯しても汗や汚れが原因で発生するニオイが残りがちです。快適に気持ちよくスポーツウエアを使い続けるためにも、今回ご紹介した方法をぜひ実践してみてください!
文/FYTTE編集部